下一段活用動詞

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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下一段活用動詞(しもいちだんかつようどうし/したいちだんかつようどうし)とは、上一段活用動詞とともに、一段活用をする動詞のグループである。
難しく考える必要はなく、「-e 音終わりの動詞」である。「打消」の「ない」に接続したときに、-e 音で終わるタイプの動詞である。

概要[編集]

具体的には

  • 「構える」(⇒「構えない」。ア行)。「得る」も同じ。
  • 「開ける」(⇒「開けない」。カ行)。当然のことながら、「空ける」も同じ。「明ける」「こける」「ぶっちゃける」も同じ。
  • 「失せる」(⇒「失せない」。サ行)。「馳せる」も同じ。
  • 「立てる」(⇒「立てない」。タ行)。当然のことながら、「建てる」も同じ。「かてる」(白飯を増量するために、大根などを加えて炊くこと)も同じ。
  • 「出る」(⇒「出ない」。ダ行)。
  • 「捏ねる」(⇒「捏ねない」。ナ行)。「ごねる」も同じ。
  • 「食べる」(⇒「食べない」。バ行)。「くべる」も同じ。
  • 「込める」(⇒「込めない」。マ行)。「嵌める」「舐める」も同じ。
  • 「恐れる」(⇒「恐れない」。ラ行)。当然のことながら、「怖れる」「畏れる」も同じ。

などが例としてあるが、いちいち個別に覚える必要はなく、「-e 音終わりの動詞」だと思えばいいだけの話である。 このあたりの事情は「-i 音終わりの動詞」である上一段活用動詞も同様であるが、ここを勘違いした(というか、理解していない)学校教師は肝心なことを教えずに(というか、自分も理解できていないので)暗記を強要することがある。