上一段活用動詞

上一段活用動詞（かみいちだんかつようどうし／うえいちだんかつようどうし）とは、下一段活用動詞とともに、一段活用をする動詞のグループである。
難しく考える必要はなく、「-i 音終わりの動詞」である。「打消」の「ない」に接続したときに、-i 音で終わるタイプの動詞である。

概要

具体的には

• 「居る」（⇒「居ない」。ア行）
• 「着る」（⇒「着ない」。カ行）
• 「落ちる」（⇒「落ちない」。タ行）
• 「煮る」（⇒「煮ない」。ナ行）
• 「媚びる」（⇒「媚びない」。バ行）
• 「見る」（⇒「見ない」。マ行）
• 「懲りる」（⇒「懲りない」。ラ行）

などが例としてあるが、いちいち個別に覚える必要はなく、「-i 音終わりの動詞」だと思えばいいだけの話である。 このあたりの事情は「-e 音終わりの動詞」である下一段活用動詞も同様であるが、ここを勘違いした（というか、理解していない）学校教師は肝心なことを教えずに（というか、自分も理解できていないので）暗記を強要することがある。