三菱・トライトン

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トライトン(TRITON)とは、三菱自動車工業のピックアップトラック、貨物自動車のクロカンSUV、SUTである。後方に屋根の無い大きな荷台が付いていて、荷台がむき出しになっているSUVで、アウトドア(アウトドアフィールド)に向く。後席と荷台を備えたダブルキャブになっている。シャーシには、新開発のラダーフレームを採用している。日本では、トライトンは、2011年に生産終了していたが、1代目よりタイヤ外径を一回り大きくし、パジェロ用タイヤ及びランドクルーザープラド用タイヤ「776mm」にし、2024年1月~2月に復活。初代は2006年から2011年にかけて日本に導入されていたが、その後はお休み。初代の生産終了から約12年半後を迎え、2024年1月に登場した2代目となり、2代目が12年半ぶりの日本上陸となった。

1代目では、Mサイズ付近のクロカンSUVで、タイヤ外径は約750mmで、ランドクルーザープラドやパジェロ(776mm)より一回り小さいものの、ビッグタイヤ付近のサイズで、最低地上高が205mmと高く、シャーシの構造は頑丈なラダーフレームという重いシャーシが採用され、ボディを支える力が強い。全長は5m付近であるが、最小回転半径は5.9mとなり、取り回しには気を使う。駆動方式は、パートタイム4WDで、走行中でも2WDと4WDの切り替えがシンプルにできる機能を採用している。凸凹道、丸太道のような障害物、砂利道・川原、荒れ地、段差、階段、林道、ロックセクション、石畳、雪道というオフロード走破性能が高く、登坂能力も高い。パートタイム4WDなので、舗装路(オンロード)は後輪駆動で走る。通常走行の2WD(FR)は「2H」で、タイヤの回転数は、前輪へのトルク配分を行わず、前輪0:後輪100のトルク配分となる。「4H」では、タイヤの回転数は、前輪50:後輪50固定のトルク配分となり、タイヤの回転数が均等になる。

2代目では、タイヤ外径は776mmで、ビッグタイヤで、最低地上高が220mmと高いハッチバックのボディの車で、ボディを支える力が強い。駆動方式は、スーパーセレクト4WD-IIを備え、パートタイム4WDとフルタイム4WDを組み合わせた仕組みで、フルタイム4WDはトルセンLSD付トランスファーを採用したセンターデフ式4WDで、2WDはフロントエンジンの後輪駆動(FR)で、トランスファーシフトレバーは、「2H(FR)」-「4H(フルタイム4WD、ハイレンジ4WDセンターデフフリー)」-「4HLc(ハイレンジ4WDセンターデフロック)」-「4LLc(ローレンジ4WDセンターデフロック)」の4パターンの駆動モードを持つ。「4HLc」「4LLc」の「Lc」は、センターデフロックのロックの略。「4LLc」の第1音節のLは、ローレンジの略。走行中でも4WDモードと2WDモードの切り替えが可能なトランスファーを装備。オンロードは2WDと4WD両方とも使用可能で、オンロードでも、わざわざ2WDモードにせず、4WDの「4H」モード走行が可能で、快適に走れるので、4Hでもタイトコーナーブレーキ現象は起きることなく、オフロードのみならず、オンロードでも常に高い走行性能を発揮できる。「4H」は、スーパーセレクト4WD-IIのトランスファーの基本位置であり、高速走行、小規模の凸凹道のオフロード、滑りやすいオンロードといった、全ての幅広い路面に共通するモードで、常時走行である。走行中でも、時速100km/h以内なら2WD(2H)と4WD(4H)の切り替えできる。スーパーセレクト4WD-IIは、様々な道路・路面の状況に応じて4つの走行モードから最適な駆動方式・走行モードを選んで切り換える機能で、最適なトラクション性能を発揮し、多彩な走行モードを備え、全ての走行モードに対応する。「4H」モード(フルタイム4WD)におけるセンターデフは、タイヤの回転数は、前輪40:後輪60の不等トルク配分となる。「4HLc」レンジは、機械的にセンターデフがロックになるので、悪路用で使うモードで、大きな駆動力で、大きなエンジントルクを持ち、タイヤの回転数は、前輪50:後輪50固定のトルク配分で、タイヤの回転数が均等になり、大きな・ワイルドな凸凹道、急勾配、オフロードの急坂、道なき道、ぬかるみ、傾斜地、砂地、丸太道、ロックセクション、階段、モーグル路でも走破でき、これらのオフロードでフラット感のある安定した走りを実現し、走破性を向上させる。「4LLc」は、トランスファーの副変速がローギア直結4WDを意味し、ぬかるみからの脱出時など、特に大きな駆動力が必要なときに使用する。トランスファーの変速比をローレンジにすることにより、エンジンブレーキの効果と大きな駆動力を確保する。「4HLc」と「4LLc」とでは、センターデフロックになり、直結4WDとなるものの、「4LLc」に切り替えるときは、停車状態にしてから行う。「4LLc」のときの最高速度・速度範囲は、時速70km/h以内(以下)である。「2H」モードでは、タイヤの回転数は、前輪へのトルク配分を行わず、前輪0:後輪100のトルク配分となる。

スーパーセレクト4WD-IIは、略して「SS4II」とも書かれる。

トライトンのスーパーセレクト4WD-IIにおけるタイヤの回転数のトルク配分
スーパーセレクト4WD-IIのレバー位置 タイヤの回転数のトルク配分
2H 前輪0:後輪100
4H 前輪40:後輪60
4HLc 前輪50:後輪50
4LLc 前輪50:後輪50
ランドクルーザープラドのフルタイム4WDとの違い
駆動モードの名称\4WDタイプ スーパーセレクト4WD-II トルセンLSDセンターデフ式フルタイム4WD
フロントエンジンの後輪駆動 2H 未対応
ハイレンジ4WDセンターデフフリー、フルタイム4WD 4H H
ハイレンジ4WDセンターデフロック 4HLc HL
ローレンジ4WDセンターデフロック 4LLc LL
ランドクルーザー70のパートタイム4WDとの違い
駆動モードの名称\4WDタイプ スーパーセレクト4WD-II パートタイム4WD
フロントエンジンの後輪駆動 2H H2
ハイレンジ4WDセンターデフフリー、フルタイム4WD 4H 未対応
ハイレンジ4WDセンターデフロック 4HLc H4
ローレンジ4WDセンターデフロック 4LLc L4
トライトンのスーパーセレクト4WD-IIの走行モードとその特徴
レバー位置 駆動モードの名称 タイヤの回転数のトルク配分 路面状況、意味
2H フロントエンジンの後輪駆動(FR) 前輪0:後輪100 一般道路、高速道路のオンロード、乾いたオンロードのグリップ力が強く、通常走行において、燃料消費の低コストに適した走行、経済走行を実現する。
4H フルタイム4WD、ハイレンジ4WDセンターデフフリー 前輪33:後輪67 FRベースのフルタイム4WD。オンロードでの常時4WD走行可能なモードで、トランスファーの基本位置であり、あらゆる速度領域で、一般道路、高速道路のオンロードの他、小規模の凸凹道の未舗装路、滑りやすいオンロードといった、あらゆる路面状況、幅広い路面に共通する走行モードで、常時走行である。
4HLc ハイレンジ4WDセンターデフロック 前輪50:後輪50 悪路用で使うモードで、大きな駆動力で、大きなエンジントルクを持ち、大規模な凸凹道、急勾配、オフロードの急坂、ヒルクライミング、道なき道、ぬかるみ、傾斜地、砂地、丸太道、ロックセクション、雪道、階段、モーグル路といったオフロード全般を走行するモードで、これらのオフロードでフラット感のある安定した走りを実現し、オフロードグリップ及びオフロード走破性を向上させ、前輪・後輪両方とも凸凹道の路面をしっかり捉える。センターデフをロックした直結ハイレンジ4WDで、タイヤの回転数のトルク配分は、前輪50:後輪50固定のトルク配分で、タイヤの回転数が均等になり、前後輪の回転差動が停止され、駆動力を確実に路面に伝える。
4LLc ローレンジ4WDセンターデフロック 前輪50:後輪50 オフロードの急坂、ヒルクライミング、ぬかるみからの脱出時など、特に大きな駆動力が必要なときに使用する。センターデフをロックした直結ローレンジ4WD。トランスファーの変速比をローレンジにすることにより、エンジンブレーキの効果と大きな駆動力を確保する。

2代目のトライトンは、全長5mを超えているので、全長のみビッグボディ、ロングボディである。

ボディサイズ自体は、全幅は1865mmのLサイズで、全長は5320mmと長く、ホイールベース3130mmと長く、全長とホイールベースにより、小回り性能や取り回し性が困難で、全長を除いても、車両感覚はちょっと掴みにくく、混雑した街中では少々持て余し、市街地のうち、商店街などの狭い路地での走行はイマイチで、ちょっと運転しにくく、車庫入れ、縦列駐車などは確認しておく必要がある。

タイヤ外径が776mmと大きいほど、凸凹道・丸太道、階段、段差などのオフロード走破性能が強く、登坂能力が高く、不意の降雪などにも不安なく対応でき、SUVとしての機能が強く、あらゆる場所でもそれなりに走れる。タイヤ外径776mmというビッグタイヤは、同じ一回転で進む距離は長くなり、エンジンの回転域が低速でも大きめの速度を発生し、十分なトルクを発揮し、エンジンパワーや加速性能が高く、スムーズな発進・加速がしやすい。最低地上高220mmの高さと、タイヤ外径776mmのビッグタイヤを履いた車「トライトン」の乗り心地は、凸凹道を含む全ての路面の振動の吸収が高く、深く重厚で目立つような、豊かで力強い乗り心地を実現し、快適に走れる。凸凹道のオフロードで余裕のクリアランスを確保し、舗装路での安定性とオフロードの走破力を両立させている。

2列目シートのどれか1つを畳むと、荷物の積載量が作れる。

2代目のトライトンのタイヤサイズで、タイヤ内径については、「265/65R17、外径776mm」「265/70R16、外径777mm」「265/60R18、外径775mm」の3つあり、お勧めなのは、「265/65R17、外径776mm」がベストである。「265/65R17、タイヤ外径776mm」は、純正・標準装着、「265/70R16、タイヤ外径777mm」「265/60R18、タイヤ外径775mm」は、変更後・オプション装着。

「265/70R16、タイヤ外径777mm」はインチダウン、「265/60R18、タイヤ外径775mm」はインチアップ。

2代目のトライトンのライバル車は、サイズが近い車、ボディデザインが似た車で、トヨタ・ハイラックスが競合となり、ライバル車のトヨタ・ハイラックスと比較して値引き競争。

2代目のトライトン用タイヤサイズ及びタイヤ外径には、ワンサイズアップも可。純正タイヤサイズから、タイヤの外径を一回り大きくしてワンサイズアップすることにより、凸凹道のオフロード走破性をより強調させたいときに使う。条件は、タイヤ幅だけは変えないことである。2代目のトライトンの場合、ワンサイズアップにおけるタイヤサイズとタイヤ外径の許容範囲は、「265/65R18、タイヤ外径801mm」「265/70R17、タイヤ外径802mm」までである。その方が、フロントフェンダー、リアフェンダーの横の長さに収まる。タイヤ外径801mmとは、まさにビッグタイヤである。車検時で、スピードメーター修正できれば、スピードメーターの誤差の心配は無い。

ゼロヨン等のテストコースを走らせた範囲で、結果「4H」ポジションには走行性能に安定感があり、「2H」ポジションはわざわざ使う必要ないのではと思う。

1代目[編集]

  • 販売期間=2006年~2011年
  • 型式、車台番号=ABF-KB9T
  • グレード=ベースグレード
  • 全長=4995mm
  • 全幅=1800mm=Mサイズ付近
  • 全高=1780mm
  • 室内長=?mm(非公開)
  • 室内幅=?mm(非公開)
  • 室内高=?mm(非公開)
  • ナンバープレートの分類番号=3ナンバー
  • トランスミッション及び足踏みペダル(シフト)=4AT
  • シャーシ=ラダーフレーム
  • 駆動方式=パートタイム4WD
  • ボディタイプ=ピックアップトラックのハッチバック
  • タイヤサイズ=「245/65R17、タイヤ外径=750mm=ビッグタイヤ付近?」
  • ドア数=4ドア
  • シート=2列シート
  • 乗車定員=5人乗り
  • 最低地上高=205mm
  • 最小回転半径=5.9m
  • バックドアの開閉=
  • スペアタイヤ=
  • 車両重量= 1840kg
  • エンジン=V6
  • 排気量(総排気量)=3496cc
  • 燃料(使用燃料)=レギュラーガソリン
  • チェンジレバー=P,R,N,D,2,L
  • 4WDトランスファーシフトレバーの場所?=
  • 4WDトランスファーシフトレバー=2H,4H,4L
  • エンジンブレーキの機能=チェンジレバーの「2,L」
  • バック音及びライト消し忘れ警告音の音高の周波数=1991Hz
  • ハンドル直径=
  • ハンドルの太さ(厚さ)=cm
  • ハンドル位置=右
  • フューエルリッドの位置=左
  • フューエルリッドのふたの長さ=縦:cm、横:cm
  • スピードリミッター=200km/h
  • タコメーターのカウント=まで
  • メーターの数字の文字の角度=水平向き、横向き、横書き
  • トリップメーターの走行距離表示の桁数=?桁
  • メーターの位置=運転席正面
  • 航続距離(1回満タン走行距離)=約km
  • ブレーキの機能=
  • ボンネットの長さ=
  • 地面からボンネットまでの最高の高さ=
  • 室内の床からダッシュボードまでの最高の高さ(床マット無し、運転席の正面のみの最高の高さ)=cm
  • 室内の床から運転席の椅子の底部までの最高の高さ(床マット無し)=cm
  • アクセルペダル=縦:cm、横:cm
  • ブレーキペダル=縦:cm、横:cm
  • 内蔵ルームミラーの最長の広さ=縦:?cm、横:?cm
  • ルームミラーの設置場所=
  • フロントガラスの広さ=横(幅):上部cm、縦(ガラスに沿うと)cm
  • バックドアのガラス(リアガラス)の最長=縦:cm、横:cm
  • フロントフェンダーの最長=縦cm、横cm
  • リアフェンダーの最長=縦cm、横cm
  • 対地障害角=「アプローチアングル=°、ランプブレークオーバーアングル=°、デパーチャーアングル=°」
  • 燃料残量警告灯の色=
  • メーターの各ランプの色=「色数:?色」/「色相°」
  • チルトステアリング機能=
  • オーディオCDドライブ対応メディア=CD-R、
  • オーディオCDドライブ対応ファイル形式=MP3
  • ドアミラーの鏡像の最長の広さ=縦:cm、横:cm

2代目[編集]

  • 販売期間=2024年2月~
  • 型式、車台番号=3DF-LC2T
  • グレード=GLS
  • 全長=5320mm
  • 全幅=1865mm=Lサイズ
  • 全高=1795mm
  • ホイールベース=3130mm
  • 室内長=1770mm
  • 室内幅=1540mm
  • 室内高=1175mm
  • ナンバープレートの分類番号=3ナンバー
  • トランスミッション及び足踏みペダル、シフト=スポーツモード付き6AT
  • シャーシ=ラダーフレーム、重いシャーシ
  • 駆動方式=スーパーセレクト4WD-II(パートタイム4WD×フルタイム4WD)、FRベースのパートタイム4WD×FRベースのフルタイム4WD、FRベースの4WD
  • 車種=SUV、クロカンSUV
  • ボディタイプ=ピックアップトラック型SUV、ハッチバック
  • タイヤサイズ=「265/65R17、タイヤ外径=776mm=ビッグタイヤ」
  • ドア数=4ドア
  • シート列数=2列シート
  • 乗車定員=5人乗り
  • 最低地上高=220mm
  • 最小回転半径=6.2m
  • バックドアの開閉=
  • スペアタイヤ=オプションでバックドアの背面に背負うことも可
  • 車両重量=2080kg
  • エンジン=直4
  • 排気量(総排気量)=2439cc
  • 燃料(使用燃料)=軽油
  • チェンジレバー=P、R、N、D、+、-
  • 4WDトランスファーシフトレバーの場所?:
  • 4WDトランスファーシフトレバー=2H,4H,4HLc - PUSH - 4LLc
  • エンジンブレーキの機能=
  • バック音及びライト消し忘れ警告音の音高の周波数=Hz
  • ハンドル直径=cm
  • ハンドルの太さ(厚さ)=cm
  • ハンドル位置=右
  • フューエルリッドの位置=左
  • フューエルリッドのふたの長さ=縦:cm、横:cm
  • スピードリミッター=220km/h
  • タコメーター=6まで
  • メーターの数字の文字の角度=水平向き、横向き、横書き
  • トリップメーターの走行距離表示の桁数=?桁
  • メーターの位置=運転席正面
  • 航続距離(1回満タン走行距離)=約km
  • ブレーキの機能=ABS標準装備
  • ボンネットの縦の長さ=
  • 地面からボンネットまでの最高の高さ=cm
  • 室内の床からダッシュボードまでの最高の高さ(床マット無し、運転席の正面のみの最高の高さ)=cm
  • 室内の床から運転席の椅子の底部までの最高の高さ(床マット無し)=cm
  • フロントガラスの広さ=横(幅):上部cm、縦(ガラスに沿うと)cm
  • バックドアのガラス(リアガラス)の最長=縦:cm、横:cm
  • フロントフェンダーの最長=縦cm、横cm
  • リアフェンダーの最長=縦cm、横cm
  • アクセルペダル=縦:cm、横:cm
  • ブレーキペダル=縦:cm、横:cm
  • ルームミラーの最長の広さ=縦:cm、横:cm
  • 対地障害角=「アプローチアングル=30.4°、ランプブレークオーバーアングル=23.4°、デパーチャーアングル=22.8°」
  • 燃料残量警告灯の色=?、色相の角度:°、「RGB値=R:,G:,B:」「波長=nm」
  • メーターの各ランプの色=「色数:?色」/「色相°」
  • チルトステアリング機能=
  • パーキングブレーキの位置=
  • 屋根の無い大きな荷台の広さ=長さ:cm、幅:cm
  • オーディオCDドライブ対応メディア=CD-R、
  • オーディオCDドライブ対応ファイル形式=MP3
  • ドアミラーの鏡像の最長の広さ=縦:cm、横:cm

外部リンク[編集]

関連項目[編集]