三ノ輪銀
三ノ輪銀 みのわ ぎん | |||||||||||||||||||||||
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三ノ輪銀(ミノワ ギン)とは、「タカヒロプロジェクト」第4弾である「Studio五組」が制作したオリジナルテレビアニメ『結城友奈は勇者である』の前日談として制作されたイラストノベル『鷲尾須美は勇者である』に登場するキャラクターである。
概要[編集]
勇者育成のために大赦によって設立された学校「神樹館」に在籍する小学生の少女で、鷲尾須美と乃木園子と共に勇者チームを結成して人類の脅威「バーテックス」と戦っている。須美と園子とは学年は同じだが年齢は唯一の11歳。
二人とは違い家はそれほど力がある訳ではなく、一般家庭に近い出自。
活発でおてんばな性格。常に前向きで陽気であり元気一杯、体力が有り余っているのか休み時間はもっぱら校庭で動き回っている。体力自慢なため運動系が得意で、逆に勉学は苦手という完全な体力勝負なタイプ。気取らず常に自然体でおり、誰とでも接し打ち解けられハッキリモノ言う事が出来る。チームのムードメーカーでもあり、二人をいじったりして場を和ませるキャラ。やや向こう見ずで闇雲に突っ走る所があるが、友達の言葉はちゃんと聞き改める。世話焼きな面もあり、困っている人は放っておけない。そのため、外出先でハプニングに首を突っ込んだり人助けをしては時間を消費しており、そのためによく遅刻しそうになっていた。
ショッピングモール「イネス」で買い物をしたりして楽しむのが好きらしく、放課後や休日には二人を誘って連れまわしている。曰く行かないと落ち着かないらしい。買い物の際には園子に人生初ジェラート体験やショッピング経験をさせたりしている。
可愛がっている弟がいる。勇者になったのも弟を守るためであり、仲間の事も大切に思っている。
戦闘面[編集]
戦闘では2振りの巨大な手持ち斧を武器に、敵の攻撃を恐れずに真っ先に突っ込み大暴れし豪快に戦う。キャラ紹介文でも書かれているように、チームの先鋒・突撃隊長的な役割を担っている。当初はリーダー役である園子の指示をあまり聞かなかった。戦いに焦り一人で勝手に突撃していたが、戦いを経て園子のリーダー適正や須美の実力を認めチームとして戦うようになった。 11歳にも関わらず並々ならぬ勇者としての覚悟を抱いており、敵の攻撃でどれだけ傷つこうとも決して退かずに戦い続ける。銀が活躍していた頃は勇者システムはまだ完成しておらず、精霊のサポートも満開システムも存在していなかった。それにも拘わらず複数のバーテックス相手に大立ち回りを繰り広げる事から、かなりの底力・気力を秘めている事がわかる。
外見[編集]
通常時の外見[編集]
後ろを髪留めで纏めてしっぽ状にしており、髪の色は灰色。縞模様のニーソックスを着用。須美と園子と一緒にショッピングを楽しんでいた際には、いつもと違うお嬢様風の服を着せられたこともある。
勇者時の外見[編集]
イメージカラーは濃いオレンジ色で、黒色のスーツの上にオレンジの服を着ている。三人と同じく髪型・髪の色は変化なし。
活躍[編集]
チームを組んで数々のバーテックスの侵略を阻止。次第に敵も徒党を組みコンビネーションを見せるようになり、何度目かの出撃において2体のバーテックスとの戦闘に突入。当初は敵はバラバラに動き、勇者チームは協力して有利に戦いを進めていた。しかし、敵側に増援として3体目が登場。敵側が連携攻撃を取り始めた事で形勢は逆転し、須美と園子は負傷し戦闘能力を失ってしまう。銀は大切な仲間と弟と世界を守るため、たった一人で3体のバーテックスと戦う事を決意する。敵の猛攻を受け満身創痍の状態になりながらも退かずに戦いを続け、限界を超えた気合いを見せ、ついに敵を撃退する事に成功する。しかし、限界を超えての死闘を経て銀の命も尽き、敵が逃げて行った瀬戸内海を立ったまま睨み付けながら、その短い人生に幕を下ろした。
繋がり[編集]
銀の死後、バーテックスと渡り合える貴重な勇者をそれ以上失う事を恐れた大赦は勇者システムに更なる神樹の力を加え改良した。そして完成したのがアニメ本編に登場した勇者システムである。 また、銀が所持していた携帯端末は大赦によって回収・解析・改良され、元の持ち主と近い性質を持った次世代の勇者候補へと託された。その勇者候補こそ三好夏凜であり、銀が残した力と意志は夏凜へと受け継がれ、やがて世界を守るに至った。銀と夏凜はどこか似たような外見や勇者時の姿を持っているのはそのためである。
その他[編集]
ゲーム『結城友奈は勇者である 樹海の記憶』にも他の勇者チームと共に出演している。