一龍旅館

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一龍旅館(いちりゅうりょかん)は大阪府貝塚市にかつてあった旅館である[1]水間公園に隣接し、風致地区内に位置する。

概要[編集]

  • 経緯は以下のとおりである[2]
1959年(昭和34年)新築、母屋は鉄筋コンクリート3階建て延べ床面積949㎡。
1989年(平成元年)、所有権が寝屋川市の不動産会社に移転。
その後、限度額60億円の根抵当権が設定され、債権は東京都内の債権回収業者に譲渡
2005年(平成17年)、固定資産税滞納より貝塚市が差し押さえ。
2013年(平成25年)、大阪地方裁判所岸和田支部により競売(建物2軒と敷地51筆、延28,843㎡、基準額6053万円)

廃墟スポット[編集]

  • 2007年頃の情報[3]
営業していた頃は、池に面して南にRC棟、北に木造棟があり、渡り廊下で両棟は接続されていた。RC棟は主に客室、木造棟は宴会場などがあった。航空写真を見るとRC棟のすぐ北に建物があるがこれは管理棟であり、廃業してから建設されたと思われる。池の上にあずまやが設けられており、木橋で繋がっていた。他にも土産物屋などが旅館の脇にあった。
廃業してからすでに30年近くが経っている。廃業した理由は不明であり、Webサイトなどでいくつかの説が紹介されているが、どれも決定的ではない。木造棟は十数年前から数年前の間に取り壊され、現在は更地になっている。池のあずまやとRC棟は現在も取り壊されずに残っている。管理棟は航空写真を見る限り、既に取り壊された。関西の廃墟としては非常に有名で、多くの人々が廃墟探索や肝試し目的で訪れた。

註釈・出典[編集]

  1. 一龍旅館という名称は通称であって正式名称は不明)
  2. 毎日新聞平成25年2月16日夕刊(大阪本社)社会面「「幽霊屋敷」競売中」
  3. jawp:一龍旅館(削除済み)

外部リンク[編集]