レンゲとは、陶製・プラスチック製(まれに竹製もある)の食事用の匙(スプーン)をいう。 「散蓮華」が呼称の始まりであり、「チリリンゲ」などと呼ばれたのちに「レンゲ」が一般化した。
竹製が稀なのは、充分に深いレンゲを作れるほどの太い竹(直径20cm以上の孟宗竹)がなかなかないという理由がある。しかも柄の部分を曲げ加工しなければならないため、工作の手間がかかる。聞いたところによれば、「社長が趣味で作っている」とのことである。したがって高価ではあるが、「利幅が少ない」とボヤかれた。