リファイニング

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リファイニングとは、物質を純化・精製する作用もしくは技法。

概要[編集]

「液相から固相へ」という相転移の際に不純物を排除するはたらきを利用して、(結晶化する)物質を純化・精製する作用あるいは工学的な技法である。
もっとも著名なのは結晶状態の珪素(結晶シリコン)の製造におけるゾーン・リファイニングであり、99.99999999%の純度を達成して「テン・ナイン」という言葉で有名である[1]
要するに、「泥水が凍っても表面に張ったはなぜ透明なのか?」という疑問から出発したという。ゾーン・リファイニングは1952年にベル研究所で助手(というかメールボーイ)として働いていたウィリアム・ガードナー・ファーンによって発明されたが、当人に「ドクター」と呼びかけたら照れまくっていたそうである。

脚注[編集]

  1. 川原泉の『アンドロイドはミスティー・ブルーの夢を見るか?』の主人公キラ・ナルセの通称「キラ・イレブン・ナイン」はここに由来する。