リッベントロップ機関

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リッベントロップ機関(リッベントロップきかん)とはナチス・ドイツ時代に非公式に他国との外交を行う機関であった。

概要[編集]

リッベントロップ機関とはヨアヒム・フォン・リッベントロップの指導のもと運営された非公式外交組織である。 この組織は、伝統的な外交政策機関や外務省の外交ルートを意図的に回避して様々な外交を行った。 しかし、リッベントロップ自身が外務大臣となると、その後を追ってリッベントロップ機関の職員も外務省へと入省し、だんだんとリッベントロップ機関自体の重要性が低下していった。

創設まで[編集]

ヒトラーと当時の外務大臣 コンスタンティン・フォン・ノイラートとの間を取り持ったリッベントロップを高く評価していたヒトラーはリッベントロップ自身が伝統的なドイツ外交への不信感を持っていることに着目し、外務省を通さない「ダイナミックな外交政策」を実現するための適任者と考えリッベントロップ機関の指導者とすることとした。