ランチボックス・ダッジバン
ナビゲーションに移動
検索に移動
ランチボックス・ダッジバンは、1987年に発売されたビッグタイヤRCカーである。
概要[編集]
タミヤの安価なウイリー系のマシンはワイルドウィリスや三菱パジェロがあったが、これらはラクダバッテリーを専用としていたため、ラクダバッテリーの生産終了と共に販売が終了した。そこで、シャーシを使い回し、安価なウイリー系のマシンとして登場したのがランチボックスである。その為、このマシンのシャーシはタミヤ、三菱、パジェロのシャーシをベースとして作られた。そのままではストレートパックが乗らないなどの問題があった為、パジェロのシャーシにもう一段底を付けてストレートパックが乗るようにするなど、ところどころシャーシの改良を重ねて販売された。
メカニズム[編集]
- 駆動方式 : ミッドシップ2WD
- モーター:540モーター
- シャーシ : 樹脂製バスタブシャーシ
- デファレンシャルギア装備
- 足回り
- フロント:スイングアクスル
- リア: リジットアクスル
- ピニオンギア :08モジュール 10Tピニオンギア(このピニオンギアはランチボックス系シャーシ専用で、ギアの下が長くなっている。)
- ギア比 : 14.7:1
長所[編集]
- 安価で組み立て安く、初心者が手軽に手に入れる事が出来る
- 発進時にウイリーをするなどの楽しさがある
- 悪路を走れる為、場所をあまり選ばなくても遊べる
- ストレートが結構速い
- ワイルドウィリスよりもホイールベースが長く、少し安定している
- ボディが樹脂製の為、横転などをしても比較的壊れづらい。また、カラーリングなどのドレスアップも容易である。
- ベアリングの数が少なく、交換をするのに安価で済む。
短所[編集]
- モーターが右にかなり出ている為、悪路を走ると簡単に転んでしまう。
- 重心が高い為、グリップの強いところでステアリングを斬ると横転しやすい。
- ホイールベースがまだ短い為、安定性が低い
- リヤのアクスルスプリングがすぐに折れてしまう。
- サーボが横向きであり、タイロッドの長さが左右で違う為、バンプステアでアンダーが出て曲がらない。
- ホイールが壊れやすい
- フロントがスイングアクスルの為、サスペンションが沈むとタイヤがネガティブキャンバーになる。その為、タイヤがダンパーやボディに干渉する。※尚、後に発売されたミッドナイトパンプキンはボディが干渉されないようになっている。