ライアン・ジンキ

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ライアン・ジンキ(英:Ryan Keith Zinke, 1961年11月1日 - )はアメリカ合衆国の政治家でビジネスマンである。2017年からトランプ政権の第52代内務長官であった。所属政党は共和党

経歴[編集]

モンタナ州ボーズマンで1961年11月1日に生まれる。母はジーン・モンタナ・ピーターセン、父は配管工のレイ・デール・ジンキである。ボーイスカウトで活動し、イーグルスカウトを得た。高校時代はホワイトフィッシュ・ハイ・スクールのスター選手であった。オレゴン大学で地理学の学士号を得て、1984年に優等賞で卒業したあと、1993年にカリフォルニア州のナショナル大学でMBAを取得し[1]サンディエゴ大学で2003年にグローバルリーダーシップの修士号を得た。

1986年から2008年までNavy SEALs(海軍特殊部隊)に在籍し、海軍中佐で退役した。1986年2月に海軍 SEALsの選抜訓練を卒業した。Navy SEALsチ-ム6副隊長として、イラク戦争に従事する。 1990年代の後半には不適切な個人旅行の費用を211ドル政府に支払わせた。

2005年には資産管理とビジネス展開マネジメントのコンサルティング会社のコンティネンタルデバイド・インターナショナルを起業した。

2008年には共和党からモンタナ州上院議員に当選し、2009年から2011年まで在籍した。

2012年にはニール・リビングストーンのモンタナ州副知事候補となった。2012年の大統領選挙でミット・ロムニーの大統領選挙キャンペーンを支援した。 2014年にはモンタナ州下院議員に当選する。

2016年12月16日、ドナルド・トランプ(次期)大統領によって内務長官に指名され、2017年3月1日にアメリカ合衆国上院において、賛成68、反対31で承認された。 ジンキはトランプ大統領のエネルギー政策である、国内資源を最大限活用する政策を推進し、ゴア副大統領が示した人間活動が気候変動の支配的原因であることを認めない立場を取り、政府支配地での石油採掘を推進した。

在任中、内務長官として管轄する土地開発に関し、親しい企業関係者に便宜を図り、自身も利益を得た疑いがあるほか、妻を公用車に同乗させたこと、13万9千ドルの高額なドアを購入したことなど17件が調査対象となり、民主党から追及されていた[2]。ホワイトハウスからの強い要請を受け、2018年12月15日に辞表を提出し、2019年1月2日に辞任した[3]

参考文献[編集]

  1. Wikipedia日本語版では「国立大学(カリフォルニア)」となっているが、ナショナル大学は私立大学のため、明らかな誤りである。
  2. Interior Secretary Ryan Zinke To Step DownNPR、2018年12月15日
  3. 米内務長官が18年中に辞任日本経済新聞、2018年12月16日