ヤコブ原福音書

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ヤコブ原福音書(やこぶげんふくいんしょ)とは、新約聖書の外典の一つ。

概要[編集]

イエスの母マリアについて書かれている部分が多い。
マタイの福音書にマリアの夫ヨセフの系図が書かれているのに対して、ヤコブ原福音書にはマリアの系図が書かれている。
「マリア崇敬は聖書に基づくものではない」というプロテスタントからの指摘に対して「マリア崇敬はヤコブ原福音書に基づいている」と主張するカトリックがいると思われる。しかし、ヤコブ原福音書もマリア崇敬をせよとは教えていない。その像を造るように教えている箇所もない。
正典さえあまり読まないカトリックが、旧約外典ならばともかく、新約外典など研究することは無いに等しく、ヤコブ原福音書というものが存在することはカトリックの信徒たちにも殆ど知られていない。
何者かが、他の福音書を参考に書いたフィクションと考えるのが妥当であろう。