ミミズ

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ミミズ(蚯蚓)は、環形動物門に属する生物である。昆虫ではなく、ゴカイのなかまに近いとされている。天敵にあたるものはオケラとモグラである。

概要[編集]

薬用としては「熱冷まし」に用いられる「地竜」がある。釣り餌としてとしても用いられるため、「アングルワーム」の呼称がある。チャールズ・ダーウィンは「大地の腸」と謂った。

養殖技術がそれほど発達していない。日本国内にはドバミミズやシマミミズ、八田ミミズなど各種いるのだが、商業利用して安定供給するという発想がないので高価である。

余談[編集]

いわゆるミンサー(挽肉器)にもかけられたミンチは通称として「ミミズ」と呼ばれることがある。いわゆる「つみれ」なども、原料は(挽肉としての)「ミミズ」である。
1980年代の都市伝説として「マクドナルドのハンバーガーにはミミズの肉が使われている」という都市伝説は、このあたりに由来すると思われる。おそらく映画『ミミズバーガー』からの連想によるものであろう。
現実的には、商業利用できるほど生産できないため、牛肉よりも高価になってしまう。このあたりの事情は「昆虫食」とも関連する。
またミミズに小水をかけるとちんちんが腫れるという現象は別に小水を逆流してミミズの体表の菌が移動してる訳ではなくて、ミミズを触った手でちんちんをつまむのが原因だと言われている。

フィクション作品での扱い[編集]

  • フレドリック・ブラウンの作品に『ミミズ天使』があり、ミミズが昇天するところを目撃してしまった男性(結婚式を控えていた)が悪戦苦闘するケースが描かれている。コミックス化もされている。『フレドリック・ブラウンは二度死ぬ』所収。
  • 冨樫義博の漫画『HUNTER×HUNTER』では「陰獣」というマフィア雇われ念能力集団の中に「蚯蚓」と呼ばれる怪人が出てくる。
  • 和田慎二の漫画『スケバン刑事』には、「エンジェル」を自称するミミズマニアの女性が登場し、ミミズマニアのアイドル的な存在となっている。

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部サイト[編集]