マシジミ

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マシジミとは、シジミ科に属するシジミ貝の一種である。

概要[編集]

殻は3cm程の亜三角形。黄褐色から黒紫色で、雲状紋が大体ある。成長脈はやや荒い。殻高・殻幅比の中央値は0.89である。

カネツケシジミ(タイワンシジミの黒色型)と見分ける事が困難な個体が多い。

生態[編集]

日本全国の河川や用水路で見られる。砂利底を好む。

雌雄同体で、卵胎生。3倍数である。

分類[編集]

マシジミとタイワンシジミを遺伝子解析にかけた研究がいくつか存在するが、同一かとても近いという結果が多い。この為、同種とする説が出てきている。

東京都のレッドリストでは、「古くから人々に親しまれた群は残すべき」としている[1]

人との関係[編集]

減少[編集]

水質汚染や河川工事などの環境の変化により数を減らしている。

外来種のタイワンシジミと交雑すると、全てタイワンシジミになる。

脚注[編集]

  1. 黒住耐二. “マシジミ”. 東京都レッドデータブック. 2024年2月13日確認。