マインスイーパ
『マインスイーパ』 (Minesweeper) とは、コンピューターゲームの一種で、盤上の数字をヒントに指定数の地雷を見つけるゲームである。
遊び方[編集]
ここでは、WindowsのPCにデフォルトでインストールされているものについて解説する。その他のソフトでは旗の立て方などの操作方法が一部異なるが、基本的なルールは同じである。
操作方法[編集]
- 左クリック
- マスを開ける。
- 右クリック
- 旗(🚩)を立てる→疑問符(❔)をつける→消す、の順に印がつく。設定によって疑問符を飛ばして旗を消せる。
- 左右同時クリック
- 既にそのマスの周囲にそのマスの数字と同じ数の地雷(💣)が入っている場合に限り、周囲のマスをすべて開く。
- 旗(🚩)を立てているマスは開かないが、誤った場所に旗を立てていると、地雷マスを開く❔
ルール[編集]
- 最初に任意のマスを開ける。このときは地雷のマスを開けることはない。
- 開けたマスに書かれている数字は、そのマスの周囲(タテ、ヨコ、ナナメ)に入っている地雷の数を表す。
- 周囲のマスに地雷が無い場合、その周囲のマスもまとめて開かれる。その周囲のマスにも周りに地雷が無ければ、更にその周囲のマスも開かれる。
- 地雷の入ったマスを開けるとゲームオーバー。
- 地雷以外の全てのマスを開けるとクリアとなる。
- 上側中央の顔(🙂)を押すとリセットできる。ただし地雷の位置も動く。
- 左上の数字は地雷の残り個数を示す。右上の数字は所要時間を示す。
設定[編集]
- 疑問符(❔)の有無
- これは地雷が必ず存在するという100%の確証は無いが、存在する可能性が0%ではない、という場合に印を付けておくのに使う。そしたら「左右同時クリック」で開く対象にならなかったりしたような気がする❔。そして周囲のマスが開けて地雷が存在する疑いが晴れたら❔を解除する。
- 周囲のマスが開けて地雷が存在するという100%の確証を得たら、❔を解除後に🚩を立てる。
グラフィック[編集]
- 踏むとゲームオーバーになる物
- 地雷
- 花
- 開ける前の升目
- 青
- 緑
補足[編集]
- 地雷を踏むと画面上の顔(🙂)の目が×となる。地雷以外の全てのマスを開けるとサングラスを掛ける(😎)。
練習問題[編集]
1)次の A、B、C のマスの内、地雷が無いと言えるマスが1つあります。どれでしょう?
1 | ||
A | 1 | |
B | 2 | |
C | 1 |
答え:「B」
解説:
・Cマス右の数字「1」により、B、Cマスのどちらかにしか地雷が無い場合、Bマス右の数字「2」により、Aマスには地雷がある。
・Aマスに地雷がある場合、Aマス右の数字「1」により、Bマスには地雷は無い。
2)次の A、B、C のマスの内、地雷が無いと言えるマスが1つあります。どれでしょう?
🚩 | 2 | 1 | ||
3 | 🚩 | 1 | ||
A | 2 | 1 | ||
B | 3 | 2 | 1 | |
C | 🚩 | 🚩 | 1 |
答え:「C」
解説:
・A、Bは、Aマス右の数字「2」により、地雷の確率50%。
・Bマス右の数字「3」により、AかBのどちらかに地雷が存在する場合、Cマスには地雷は無い。
次世代マインスイーパ[編集]
Steam で販売されている『Minesweeper Variants』は「次世代マインスイーパ」と呼ぶに相応しい。
このゲームは、第一に、配置が確定しない運ゲー状態が絶対に発生しないよう調整されている。
第二に、完全に理詰めで解くことが求められており、当てずっぽうでマスを開くことが許されていない。通常のマインスイーパであれば、最初から配置が確定しているため、勘で「えいや!」と開けて、当てることも可能である。しかし本作では、理詰めでまだ確定していないマスを開けると、その瞬間にありえる別のパターンの配置に置き換わってしまい、アウトとなる。いわば、最初から配置が確定しているのではなく、量子力学的にありえるパターンが重ね合わされており、ちょっとずつ理詰めでマスを開けることで唯一の答えが形成されていくのである。
関連項目[編集]
- シュレーディンガーの地雷 - 忌々しいトラップ。
- ソリティア
- インクボール