ボンボン時計

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ボンボン時計とは、機械式(ゼンマイ式)の壁掛け式の振り子時計をいう。日付表示機能も備えていることもあり、動力用のゼンマイと鳴鐘用の二つを月初に巻くことが多かった。

概要[編集]

月差はおおむね二~三分である。正時には時刻に合わせて鐘が鳴るため「ボンボン時計」と呼ばれ、三十分または十五分に一度、一回ひとつ鳴る。振り子の周期は1ヘルツである。

人間生活との関わり・利用[編集]

生活骨董(アンティーク)として現在でも愛好者は多い。ただし、かつての時計店に飾られていたものほどは精度は高くない。なぜかというと、同じ壁に架けておくと振り子が共振するために平均値に近づくからである。一斉に鳴られると鬱陶しいため、鳴鐘用のゼンマイは巻かずにおいておく時計店もあったという。
弱点としては、十二時十五分・十二時三十分・十二時四十五分・一時・一時十五分・一時三十分・一時四十五分と、「一回だけ鳴る」のが七回続くことであるが、夜中は寝ているし昼は忙しいので時間がわかればいいために気にならない。食堂などではテレビと向かいあわせに架けることが多く、時計メーカーのテレビCMがかかると客が一斉に時計を見るというのは昭和レトロのあるあるネタであった。現在ではクォーツの電波時計とスマートフォンが普及したためほぼ廃れたが、高価な機械式腕時計(ロレックス・オイスターやグランドセイコー)を愛用する人は、現在でも習慣にしているひともいらっしゃる。

脚注[編集]


関連作品[編集]

  • 映画『第三の男』 - 「しかし、スイスはどうだ。民主主義と平和の500年の慈愛に満ちた歴史は一体何をもたらしたのか。鳩時計だ。」という台詞が知られている。

関連項目[編集]