ペスト
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ペストとは、 ペスト菌あるいはペスト菌による感染症をいう。
概要[編集]
ペスト感染症は「黒死病」とも呼ばれる。 ネズミノミによって媒介されるが、「線ペスト」と呼ばれる。ヒトーヒト感染するものは「肺ペスト」に分類される。
人間生活との関わり[編集]
アルベール・カミュの『ペスト』で、現代の日本人にもよく知られる。抗生物質がよく効くとされているが、それは野生種であるからであって、耐性菌が出たら堪ったものではない。タルバガンは齧歯目の中では唯一、肺ペストを人に直接感染するといわれているが、モンゴルでは食用ともされるので人間との接触機会が多い。
検疫制度やアイザック・ニュートンによる万有引力の法則の発見など、とにかく人類に対する影響は戦争なみに大きい。
関連作品[編集]
- エドガー・アラン・ポー『赤死病の仮面』
- フランスの作家アルベール・カミュの小説『ペスト』。1947年刊。
- 『デカメロン』 - フィレンツェの3人の青年と7人の淑女とが,郊外の別荘にペストの難を逃れ,それぞれが1日1話を 10日にわたり順番に物語る体裁をとる。いわゆるオムニバス形式の代表作とされる。
- 朱戸アオ『リウーを待ちながら』(1~4) - アルベール・カミュの『ペスト』を下敷きにしたコミック作品。
外部サイト[編集]
- 国立感染症研究所『ペストとは(2023年9月13日改訂…)』(https://www.niid.go.jp/niid/ja/diseases/ha/plague.html)