ヘチマとは、ウリ科植物のひとつである。「糸瓜」とも書く。
ウリ科の一年草で、茎は蔓となり、全長5~8mに達し、巻きひげによってほかのものに絡みつく。普通は棚を作って蔓を這わせる。葉は手のひら状になり、5つに裂け、若干の光沢がある。
7月から9月にかけて直径8㎝の鮮やかな黄色い花を咲かせ、スイカやカボチャのように雄花と雌花に分かれている。花の後に、長楕円形の果実をつけ、果実表面には薄く縦溝がある。
垢すりや化粧水[1]や薬用水[2]としても使われるほか、沖縄ではナベラと呼ばれて野菜としても食される。
参考文献[編集]
- ↑ 「ヘチマコロン」が著名である。
- ↑ 去痰に効能があるという。正岡子規「痰一斗糸瓜の水も間にあはず」が知られている。
関連項目[編集]