ブロントさん
ブロントさんとは、2ちゃんねるのネトゲ実況板(以下、ネ実板)に存在したとされるネットユーザーの一人である。ブロントと呼び捨てされるときもあれば、ブロント様と呼ばれることもある。
概要[編集]
主にFF11のユーザーで、ジョブの一つである「ナイト」[1]や、レア武器「グラットンソード」[2]の自慢をしたり、逆に忍者や侍といったジョブをこき下ろしたり、あるいは北海道での不良自慢[3]などをしている。
由来としては、2ちゃんねるに「ロト ◆ROTOWt.c」のコテハンで活動、その後は名無しとして書き込みをしていた人物が挙げられる。彼の書き込みの内容自体はいわゆる厨房と呼ばれるもの[4]であったが、そのあまりにも突き抜けた思考や、独特のセンスを感じられる言葉遣いから、すぐに中の人を特定されるようになる。その後、ネ実板での彼の一連の書き込みが住人に注目され、アカウントの特定を試みられるようになり、その結果、Fenrir(フェンリル)サーバーの「Buront」という人物だという結論がなされ、以後、彼は「ブロント」と呼ばれるようになる。
その後ネ実板を中心に人気を集めるようになり、特にブロント語は数多くの住人に真似され、彼らは「ブロンティスト」と呼ばれるようになった。更に、東方有頂天を初めとする他作品とのクロスオーバーで知名度はさらに加速、現在では数多くのFF11やブロントさんをよく知らない一般人までもが当たり前のようにブロント語を使うに至っている。
ブロントさんの歴史[編集]
以下、ブロント様言行録-ブロントの歴史[2]2006/04/11 (火) 00:32:08版より引用。
- 2002年5月以前
ネ実誕生以前は他板で「ロト ◆ROTOWt.c」のコテハンを使用 「ロト ◆ROTOWt.c」でググると色々見つかる
- 2002年5月(ネ実誕生)
他板で使用していた「ロト ◆ROTOWt.c」のコテハンを継続して使用 「ギガトンパンチ」と「メガトンパンチ」などの名言を残す
- 2002年夏頃
コテハンの使用をやめ名無しになる この頃の足跡は未調査
- 2003年1月
ジョブ戦術板に「【隔528】バーバリアンサイズはファルカストラより弱い【命中-5】」を立てる 注:この頃のジョブ戦術板は利用者が自由にスレを立てることが出来た スレの前半で自分のキャラをイフ鯖のヒュム暗黒と称しており、ブロントが別垢で複数の鯖にキャラを持っていた可能性が窺われる
- 2003年6月初旬
ででお祭勃発 ブロントはででお四天王(四天王は全てブロントの自演)を名乗り、祭スレで唯一のででお擁護派として大活躍 持ち前の電波理論でででお以上に皆の注目を浴びる
- 2003年6月中旬
ネ実に「【廃人の証】グラットンソードは最強【ナイトの宝】」を立てる 第1次ブロントブームの始まり
- 2003年7月末
狼鯖のBurontが引退・・・ したにも関わらずネ実に「最高の騎士」のコテハンで登場 注:このことから狼鯖のBurontはブロントが複数持っていたキャラの1つである可能性が高い Burontの引退により第1次ブロントブーム終了
- 2003年8月~2004年2月
この時期は管理人[5]を初め皆がブロントは引退しているものだと思っていたので全くノーマークだったが、 後の研究で散発的に活動していたことが分かった
- 2004年3月
ナイト叩きが流行していたネ実に颯爽と現れる 独自のナイト擁護を繰り広げたため速攻でブロントが未だネ実で活動していたことがバレる
- 2004年6月
Val鯖の鯖スレに登場 これにより現在のブロントのメインキャラはVal鯖にいる可能性が強まる
- 2004年12月
侍への粘着を開始
- 2005年4月
ネ実「ナイトと忍者のLS信頼度は違いすぎた」を立てる このスレで侍に粘着してる人物がブロントだと検証される
- 2005年5月
アケ板に「【ギルティ】恥知らずなカイ使いがいた!!【ギア】 」を立てる 第2次ブロントブームの始まり
以上で引用は終わりです。
ブロント語[編集]
ブロントさんの象徴とも呼べる言語。特徴として
- 「どちらかというと大反対」「稀によくある」のような二律背反
- 「俺の怒りが有頂天になった」「どうやってそれが反省してないという証拠だよ?」のような言葉や文法の誤り[6]
- 「唯一ぬにの」「これで勝つる!」などの明らかなタイプミス
- 句点、句読点が殆どない勢いまかせの文章
- 平仮名と片仮名の混同
などがあげられる。
この言語ができた由来としては、彼自身のあまり良いとは言えない言語能力に加えて実況をするにあたり、勢いに乗って大急ぎでタイピングした結果、推敲もロクにせずに書き込みをしてしまった結果、あのような個性的な文章になってしまったと考えられる。
もちろん、ブロンティストたちが勝手に考えた語句や文法が混じっている可能性もあるが、そんなことは気にしない。「ブロントがブロント語を使うのではなくブロント語を使うのがブロント」である。
キャラクター[編集]
容姿[編集]
銀髪灼眼で褐色の肌の男性エルヴァーン[7]。長身で、四肢は長い。防具はナイトAF1[8]、通称ガラントアーマー。当然、武器はグラットンソード。
性格[編集]
基本的には「頭が悪くて自己中でプライドが高い割には結構小心者な人間」という元ネタ通りの性格を見せる一方、「謙虚で仲間思いでナイトにふさわしい性格を持った実は根のいいまっすぐな人格者」という一面を持っていることが多い。どちらに重きを置くかはその作品の制作者次第である。もっとも、「装備やジョブを自慢したがる忍者嫌い」というところはどの作家も常に一貫しているように思えるが。
能力[編集]
剣技に関しては、ギルティギアからの「ハイスラ」「ついげきのグランドヴァイパ」などを駆使するとされる。魔法はFF11からのキャラクターという事で、ケアル、レイズ等のFF11にて使われる呪文を駆使する。「リアルではモンクタイプ」と言う逸話(?)から来た「メガトンパンチ」「ギガトンパンチ」等の格闘技を使うことも。
ブロントさんの正体[編集]
多くの人物にその存在をリスペクトされ、ブームが去ったのちもインターネット文化に影響力を与え続けているブロントさんだが、しかし、実際に「フェンリルサーバーのBuront」であるという証拠はなく、ブロントさんとされた人物もそれを自ら否定している。
一説では、ブロントさんという人物は上述の原型となった人物の思考と言葉遣いを模倣し、ネ実板に書き込んでいった不特定多数のブロンティストが「ブロントさん」の正体であるとされている。まさに、かの攻殻機動隊に出てきた「スタンドアローン・コンプレックス」である。
・・・・そういった意味ではブロントさんはいまだにブームが去っていない人物なのかもしれない。ブロント語がこの世から消えない限り、いつまでもブロントさんは存在し続けるのかもしれない。
注釈[編集]
- ↑ 元祖盾役ジョブだったが、後に「空蝉の術」を得意とする忍者に盾役の主流を奪われてしまう。それがブロントさんの忍者を嫌う主な理由。
- ↑ FF11におけるレア武器の一つ。
- ↑ 眉唾。
- ↑ イタい思考や他者の煽りや自作自演など。
- ↑ 編集者注:引用元のwikiの管理人である。
- ↑ 有頂天の本来の意味は「得意の絶頂であるさま」や、「物事に熱中するさま」。彼は多分「怒髪天」のつもりで使ったのだろう。
- ↑ 本来のエルヴァーンは碧眼なのだが、イラストレーターの純珪一氏のイラスト[1]がクロスオーバー界隈では主に使われているという事で、「ブロントさんの目は赤い」という認識になっている。
- ↑ AFとは、アーティファクトの略で、各ジョブごとに用意された装備に高いレベルを必要とする専用防具。外見が非常に「それ」っぽい、高レベルジョブの象徴。