ブレッドボード

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Lチカ用にブレッドボードを使った接続例

ブレッドボード(英:Breadboard)とは、電子回路を試験的に作成する時に使う、はんだ付け不要の便利なアイテム。

概要[編集]

電子部品の標準といえる、2.54mm(=100mili-inch,mil)ピッチの穴が無数に空いており、中に電線まで仕込まれている。この上で自由自在に回路が組める板で、思い描いた回路を試しに作成して改良していくのに使える。

回路が大きくなってくると、ブレッドボード自体もはんだ付け不要で繋げて増やしたりできるが、メーカーの違いによって、仕様が違うと繋げられない時もある。

ブレッドボード上で電子回路が煮詰まったら、ユニバーサル基板上に電子回路をはんだ付け込みで組み上げてみたり、プリント基板 ()にしたりするっぽい。はんだ付けした部品が壊れた場合を想定し、ソケットを使って脱着式にする事もある。

歴史[編集]

何かホントにまな板から発展してきているみたい[1]

かつてはラグ板という足がたくさん生えた虫みたいな板に、部品をはんだ付けして試作していたが、小型化した部品を使ったり、部品を再利用するために、最近はブレッドボードが定番である。また個人開発IoTの流行も相まって、まさに一人一つブレッドボードを持つ時代に突入していると言える。

アクセサリーとして[編集]

ブレッドボードは等間隔に穴が空いているため芸術的鑑賞性が高く、携帯しやすい小型のものも販売されている他、アクセサリーとしても人気がある。

また、内部構造が見えるスケルトンブレッドボードは子供にも人気が高い。

弱点[編集]

高周波信号を流すとノイズが乗るっぽいので、IC等を使った高度な回路では誤動作を引き起こすことがある。弱電ならではの弱点といえる

脚注[編集]

関連項目[編集]