フツー

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フツーとは、とは、社会的な規範としての「普通」でもなく、一般的な感覚としての「ふつう」でもない、ある種の「業界用語」である。

概要[編集]

たとえば、「蒲公英」と「タンポポ」と「たんぽぽ」ではニュアンスが異なり、「菫」と「スミレ」と「すみれ」も異なる。「タンポポ」はセイヨウタンポポやシロバナタンポポやニホンタンポポの総称であり、「菫」はトリカブトを含む各種の植物をいい、いわゆるスミレは「マンジュリカ」と謂われている。スミレには紫系統と黄色系統があり、菫色と言われて黄色を想像する人はあまりいない。
そんなわけで、「その業界の住民にとってはフツーである」という概念をいう。

人間生活との関わり・利用[編集]

警察では、関東では「ホシがゲロった」だが、関西では「太夫が唄った」である。拳銃も関東では「チャカ」だが、関西では「パチンコ」「ハジキ」である。
関東でいうメロンパンは、関西では「サンライズ」であり、関東と関西では「シャベル(ショベル)」と「スコップ」は逆の意味になる。
医療関係(看護業界)においてはしばしば問題になり「床ずれ」を「褥瘡」と言ったり、「発熱」を「熱発」と言ったり、「氷枕(こおりまくら)」ではなく「ひょうちん」と言ったりして、しばしばコミュニケーション不全を起こす。

脚注[編集]