ピルルク

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

ワーナー・ホーム・ビデオ制作のオリジナルアニメ『selector』シリーズ及びタカラトミー開発のトレーディングカードゲーム『WIXOSS』に登場するキャラクターである。

概要[編集]

第1期から登場している古参ルリグの1種。カラーは「青」で、スターターデッキ名は「ブルーアプリ」。自身はドロー加速で手札を充実させつつ、相手には手札捨て(ハンデス)と指定したシグニカードを動けなくする凍結能力で戦略を妨害・崩壊させる、間接的に相手を追い詰めていくいやらしい戦法を得意とする。

外見[編集]

青を基調とした衣装で、布面積は比較的多いかわりに肩出し服を着ている。髪の色は青のショートボブヘアーで、球状の髪飾りを付けている。背中には氷の羽根があり、グロウするごとに羽根の枚数が増えていく。また、カードによってはメガネを掛けたり、分厚い本を携行する。

アニメでの活躍[編集]

CV:大西沙織
アニメ第1期『selector infected WIXOSS』において、セレクターである蒼井晶のパートナールリグとして登場。常に冷静沈着かつ寡黙で感情を表さず、晶が脅迫したり一向に進化しない事にキレられても全く動じなかった。晶の指示には機械的に従い、感情を一切挟まずに行動する。
アニメでは、相手の手札にある指定したレベルのシグニを捨てる能力と、「ピーピング・アナライズ」という相手の伏せシグニをチラ見する能力があった。また、「ピーピング・アナライズ」には相手セレクターの願いを覗き見する力もあり、晶の暴力的な言動と合わさり、相手に精神的ダメージを与える恐ろしい技であった。
なお、晶のような性格の人物は嫌いらしい。まあ、アキラッキーな性格は誰もが嫌いだが。

植村一衣紅林遊月には勝利するものの、小湊るう子には「ピーピング・アナライズ」も効果が無く晶は敗北。その後晶はウリスの心理攻撃に引っかかり浦添伊緒奈とバトル、敗北し3回負けた事でセレクターバトル失格となる。ピルルクのその後は明らかになっていないが、おそらくは繭の下へと戻った後に別のセレクターの所へ派遣されたと思われる。

第2期では最終話以外ではOPにしか登場しなかった。るう子が「全てのルリグを人間にしたい」という願いによってピルルクも人間の少女へと戻った。ルリグ時代には見せなかった笑顔を見せているが、そこへ至る過程は外伝で明かされるのだろうか。バス亭で晶の2代目ルリグであったミルルンとすれ違っている。

漫画での活躍[編集]

外伝漫画『-peeping analyze-』においては主人公に抜擢されている。
かつては水嶋清衣という名の女子中学生だった。幼い頃からいじめに遭い、中学時代でも無口で他者に無関心・干渉しない生活を送っていた。ふたせ文緒著の小説を切っ掛けに坂口歩美という少女と出会い心を開き始めるが、歩美が事故に遭い意識不明の重体に陥ってしまう。歩美から託されたカードデッキを手にした事でリメンバと出会い、歩美を助けるべくセレクターバトルに突入していく。
見事勝ち続けて無限少女となるものの、その結果清衣はルリグ「ピルルク」となってしまう。繭からセレクターの真実を教えられ、他の人をバトルに巻き込むよう指示される。それでもリメンバが歩美を助けてくれると信じ、繭の誘いを拒絶する。繭は現実世界でのリメンバの映像を見せる。そこには体を乗っ取ったリメンバが歩美の生命維持装置を外して殺す光景が映っていた。リメンバは清衣の願いを聞いた最初から、歩美を「死なせる」事で植物状態から「助ける」つもりだったのである。信じていた者の裏切りと助けようとした友達の死によって清衣の心は折れ、「ピルルク」としてセレクターバトルに関わる事を選ぶのだった。

関連タグ[編集]

selector infected WIXOSS selector spread WIXOSS