小湊るう子
小湊 るう子(こみなと るうこ) は、アニメ『selector infected WIXOSS』、『selector spread WIXOSS』の主人公。
設定[編集]
- 声 - 加隈亜衣
概要[編集]
中学二年生の少女。祖母と二人暮らし。兄の歩曰く、図太い神経をしている。セレクターとして願いをかなえることには執着していない。るう子が何を考えているか分からないという理由で母親に家を出て行かれた過去があり、トラウマになっている。
動向[編集]
selector infected WIXOSS[編集]
今の中学に転校してきてから友達ができないでいたが、本人はそのことをあまり気に留めていなかった。しかし、ハツがそのことを心配していることを知った歩は、友達作りのきっかけとして流行しているWIXOSSのカードをるう子に与える。祖母のハツが心配していることを知ったるう子は、歩にもらったカードを見て絵柄が動いていることを発見。こうして、ルリグのタマと出会い、セレクターとなった。なお、タマという名前は昔飼っていた猫に似ているという理由で、るう子が名付けた。
その後、中学の食堂で紅林の双子の弟と出会い、自身がセレクターと呼ばれる存在だと知る。そして、遊月とタマがバトルを従っていたこともあって押し切られる形でセレクターとして遊月と初めての対戦をすることになる。ルールもよく知らないこともあり、とまどっていたが、遊月の双子の弟である香月にルールを聞き、反撃。遊月曰く、初心者とは思えない強さをみせるも、対戦は教師の掛け声により中断する。その後、対戦で秘密を聞かれたと思って放課後に待ち伏せていた遊月と出会い、家に招くも、何も聞こえなかったという本当のことを言うと和解する。
一緒に登下校したり、セレクターの晶のところに一緒に行ったりするなど、遊月との仲が深まる。しかし、香月とモモが一緒にいるところを目撃したことで精神的に不安定となった遊月がるう子に怒りをぶつけて走って行ってしまうなど、気まずい雰囲気となってしまう。そのことで自分のことを改めて見つめなおしていると、るう子が弱そうという理由でバトルを申し込んできた植村一衣と対戦することとなる。序盤は優勢に進めるも、相手の願いをかなえるためにわざと負けるべきではないかと考えてしまう。しかし、タマや一衣の言葉を受けて本気で戦うべきだと考えて勝負して勝利。バトルを楽しんだことで、対戦後に一衣に友達になろうと誘うまでとなった。一衣との対戦後に、遊月が帰っていないことを香月に聞いたときには、一緒に捜索。晶に負けて橋の下にいた遊月を発見する。その際に、香月の自分をいつも助けてくれた遊月を、願いをかなえさせるために助けていきたいという想いを聞くこととなった。
遊月に勝った晶は次のターゲットとして、るう子とバトルをしようとする。そして、晶の計略によって半強制的に連れてこられてバトルを申し込まれるも、るう子自身は晶と苦しくてもいいからバトルをしたいという想いが芽生えていた。そのときは、伊緒奈によってバトルが流れる。そのときに伊緒奈は、るう子が願いを持たずにバトルをしていることについて「冒涜」と発言している。その後、遊月と一衣の三人でカードバトルをするために大会に参加しようとしたが、待ち合わせ中にバトルを申し込まれて負けた一衣が三回バトルに負けたペナルティとして友達を作ることができなくされてしまったことで、初めてバトルに負けたときの代賞を知ってショックを受ける。その後、一衣をバカにするような言動をするなど挑発をしてきた晶とバトルをして勝利するも、そのときに晶に言われたセリフによって過去のトラウマも合わさって再びショックを受ける。そして、自分がバトルを楽しんでいるということについて悩んで寝込んでしまう。
もうバトルはしたくないと悩んでいたるう子だったが、るう子が本質的にはバトルすることを望んでいると見抜いた伊緒奈とバトルすることになる。そこで、WIXOSSをやっている間はペナルティも忘れて自分が楽しんでバトルをしていることに気づいてしまう。バトルは、伊緒奈の仕事の出番を告げに来た第三者が声をかけたことで中止となる。しかし、伊緒奈はバトルを通して、るう子を高く評価して笑顔を見せる。その後、遊月と合流したるう子は、二人で晶の呼び出しに応じた。しかし、晶は遊月とるう子を逆恨みして切りかかろうとしたため、警察が来た隙をついてその場は逃亡してのがれる。そして、WIXOSSバトルを続けようとした遊月を止めようとするも失敗して落ち込んでしまう。一旦は、遅い時間に暗い顔で帰ってきても何も言わない祖母に感謝。WIXOSSバトルはもうしないと決意して、一旦は翌日に祖母と過ごすことで落ち着くも、WIXOSSバトルで不幸になったことは忘れてはいけないと自らを責めている。
その後、ルリグとなった遊月と一衣のペアと出会うことになる。WIXOSSに勝利して願いをかなえたセレクターはルリグとなり、元々のルリグはセレクターの体を手に入れるという真実を知る。二人を救いたいと考えたるう子は伊緒奈の主宰したWIXOSSトーナメントバトルに参加。一衣ともバトルをするが、一衣はバトル中にWIXOSSの敗北ペナルティーを克服するなどの奇跡が起こり、一衣とるう子は再び友達となる。るう子は一衣にWIXOSSバトルに勝利し、ルリグになったみんなを救いたいという願いをもって伊緒奈とバトル。バトルそのものには勝利したが、繭がタマに精神攻撃をしたこともあってタマはるう子の願いを受け入れなかったため、るう子の願いはかなわなかった。しかし、敗北が願いをかなえる条件だった伊緒奈は願いをかなえて、タマに代わってるう子のルリグ「イオナ」となった。伊緒奈となったウリスはそんな二人を見送って去っていった。
selector spread WIXOSS[編集]
いなくなってしまったタマに会いたいが、手がかりがほとんどないるう子。WIXOSSバトルはしたくないが、唯一の手がかりであるイオナのカードは常に持ち歩いていた。イオナはるう子にバトルをするように進言してくるが、タマに会いたいがWIXOSSバトルをするとどうなるか分からないため、ちよりのバトル申し込みも断った。そんななか、ウリスに懐柔されてセレクターとなった晶がWIXOSSバトルを仕掛けてきて、イオナのカードで初めてバトルをする。タマのときと違ってバトルを楽しめないるう子は苦戦してしまうが、第三者の介入で中断となった。
ウリスとちよりのWIXOSSバトルに居合わせたるう子たちは、そこでウリスがタマをルリグとして使っているのを目撃。ちよりに勝利したウリスに駆け寄りタマを返してと叫ぶが、ウリスは返してほしければバトルをすることを要求して立ち去る。そんな中、ちより経由で知ったセレクターについて書かれた小説についての情報を頼りに、小説の著者であるふたせ文緒の家を訪ねることになった。