パイロット波理論

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パイロット波理論(パイロットはりろん)とは、ルイ・ド・ブロイが1927年に提唱した、量子力学の理論。当初はコペンハーゲン解釈を支持する人々から厳しく批判されたが、その後洗練され、1952年に提唱されたボーム解釈の先駆けとなった[1]。この理論では、波動には2つあり、1つは特異点における特異解による波動であり、もう1つはシュレディンガー方程式の解としての波動であって、両者の位相は一致するという[2]

脚注[編集]

  1. 森川亮「ボーム理論の現代的形式とその世界観について」、『山形大学紀要. 工学』第31巻、山形大学、2009年、 17-25頁、 ISSN 0085834XNAID 1100071168862022年11月10日確認。
  2. 小島智恵子「日本における「物質波理論」の受容PDF」 、『総合文化研究』第27巻第1号、日本大学商学部、2021年、 1-23頁、 ISSN 13416588