バリトンサックス

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バリトンサックス(baritone sax)は、楽器の名前で、サックスの一種。アルトサックスより1オクターブ低い。テナーサックスとバスサックスの中間の音域のサックスのこと。バリサクとも略される。使用頻度の高いサクソフォンの中ではベース担当楽器である。Low Aキーが付いているが、Low Aキーは、バリトンサックスしかない。Low Aキーが付いていることにより、音域が低音側に半音1つ広くなっている。Low Aは、実音はC1(約65.41Hz)。実音の音域は、最低音でC1(約65.41Hz)、最高音でA3(440Hz)で、2.75オクターブある。チェロやテナーバストロンボーンの音域とほぼ一致する。バリトンサックスの最低音は、テナーバストロンボーンの最低音、チェロの最低音、フルダブルホルンの最低音、マリンバの最低音、典型的なバスの音域の最低音と全く同じである。音域を他の楽器で表すと、バスクラリネットが近い。

主に吹奏楽、アンサンブル、ビックバンドなどで使用され、低音でバンド支える役割を担う。伴奏楽器として使用されることが多いが、ジャズシーンではバリトンサックス奏者によるソロ曲も多く存在する。

関連項目[編集]