バス (音域名)

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バス(英:bass)とは、低音域の代表的存在。低音域の英語表記。音域名の一つで、声域名の一つでもある。音域を表す修飾語。歌唱において、最低音部を担う声域である。ベースとも呼ぶ。最低音は周波数約65.41HzのC1(チェロの最低音)付近である。典型的なバスの音域は、C1(約65.41Hz)〜F#2(約185Hz)の1オクターブ半(1.5オクターブ)である。バスオクターブは、ノートナンバー36番(C1、約65.41Hz)~47番(B1、約123.47Hz)の範囲である。低音域が単にバスだけだと、最低音は周波数約65.41HzのC1である分、低域が抑えめで、最低音でも使いやすい音であるが、クラシックのピアノ曲などを演奏しようと思うと低音側の鍵盤の数が足りないと感じる場合もある。

バスの音域は、和音(コード)の最低音を担当するものである。

楽器で言うバスの音域は、金管楽器ではユーフォニアム、木管楽器ではファゴットに当たる。

バスの音域名が付く楽器は、バストロンボーン(最低音:実音F0)、バスクラリネット(最低音:実音D♭1)、★バスサクソフォン(最低音:実音A♭0)、バスリコーダー(最低音:実音F2)、★バスフルート、バスチューバ(F管とE♭管の2種類)がある。他に、テナーの音域とバスの音域を合体させたトロンボーンを意味する「テナーバストロンボーン」もある。テナーバストロンボーンの調性は、B♭管とF管のセミダブルで、B♭管はテナー、F管はバスであり、テナーバストロンボーンの最低音は、F管のバスの音域使用時の一番遠いポジション=第6ポジションの音で、C1(約65.41Hz)である。音域名のバスは、音域ごとに別種を持つ楽器の中で、低音を出す種類のものである。

★印のついているものはオプションの楽器

※440Hz=A3

関連項目[編集]