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ネトゲ婚

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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ネトゲ婚(-こん)とは、ネットゲーム(オンラインゲーム)がきっかけで出会ったり親しくなったプレイヤー同士が現実世界で結婚することである。なお、ゲーム内のシステムによる結婚は含まれないことが多い。

概要[編集]

オンラインゲームには様々なジャンルがあり、その多くがチャットやエモートなど、プレイヤー同士の交流手段を実装している。そういったものはゲーム(クエスト)クリアのための連携やパーティ募集のために使われるものであるが、ゲーム内ロビーなどの非戦闘エリアでは雑談をはじめとした日常会話が楽しまれていることも多い。こういったコミュニケーションの延長としてオフ会などのオフラインでの交流もあり、そこからさらに交流を進めた結果の一つがネトゲ婚であると言える。

お互いゲームが好きということもあり、趣味が共通していたりプレイスタイルが似通っている、またはお互いに補完しあえるという関係性から結婚後も趣味を続けられるというメリットが謳われている。また、苦手なゲームや得意なゲームが違えばお互いにプレイのアドバイスをすることもでき、より趣味の幅が広がるというメリットもある。

芸能人がオンラインゲームを通じて親交を深め、その結果結婚したこともあり、俳優の山田裕貴もその一人である。

ネトゲ婚の離婚率は低いという意見もあれば高いという意見もある。もっとも、出会いの原因と離婚の原因が直結するわけではないことに留意する必要はある。なお、とあるゲームプロデューサーは自分が関わっていたオンラインゲームがきっかけとなり、1回のネトゲ婚と2度の離婚を経験している[1]

問題点[編集]

全体のプレイヤーからすると婚約まで至るケースは稀である。オンラインゲームにおいて自分とは違う性別のアバターを使うことは極めて一般的であるほか、異性を装ったネナベ・ネカマも一定数存在しており、「ネトゲの女性キャラは全員男(ネカマ)だと思え」みたいな言説もあったほどである。

一方で魅力的なアバターのプレイヤーに無差別にストーキングしたりしつこく執着する(粘着行為)悪質プレイヤーも多く存在しており、更にはゲームではなく出会いを求めて上記の迷惑行為に及ぶプレイヤーの存在もある。そのため、交流は身内(SNSや現実世界で交流のある人)限定にしたりするケースもある。

オンラインゲームに限らず、オンライン上でのコミュニケーションツール全般に於けることであるが、顔も名前も知らない人との交流は様々な犯罪被害に発展することもあるため、各県警[2]や総務省[3]などが注意喚起をしている。

関連項目[編集]

脚注[編集]