ドローバーオルガン
ドローバーオルガン(Drawbar Organ)とは、一般に知られている電気オルガンの名称。ハモンドオルガン。
概要[編集]
電気回路によって発生させた電気信号を発音源として、スピーカーで音を発するオルガン。有名なところで「hammond B2」がある。ドローバーとは、電気オルガンについているレバーのことである。レバーにより音色調節ができ、パイプオルガンのストップレバーと同じ役割を受け持つ。レバーは9個あり、ドローバーオルガンが含む周波数成分は、1つのフィートの音色はサイン波~フルート系で、フィートの成分は、16、8'、5 1/3'、4'、2 2/3'、2'、1 3/5'、1 1/3'、1'。全てのフィート管により、レバーを使ってさまざまなオルガンフルートの音色を組み合わせ、バリエーションを作ることができる。一般的なドローバーオルガンの音色は、16、8'、4'、2'、1'のオクターブごとの組み合わせによる音色になっている。フィートとは、オクターブ単位で設定する音高を表現する数字のこと。8フィート(8')は、ピアノの鍵盤と同じ高さの基音周波数の音高で、すなわち、記音と実音とが一致するレバーである。レバー1本のみに設定し、1つのフィートでメロディを弾けばフルートのような柔らかく優しい音になるが、オクターブ離れたり、完全5度離れたフィートの2本のレバーを組み合わせて同時に鳴らせばしっかりとした音になる。
ドローバーオルガンは、各フィートの音色を複数のオクターブで組み合わせたものといえる。
中のユニットがモーターで回転して、音に揺らぎを作り出す「レスリースピーカー(ロータリースピーカー)」と組み合わせている。
一番左側の鍵盤は、白と黒が反転している。
学校で使われるオルガンでもある。
General MIDI(GM)音源(128音色)では17番。
フィート\音高 | ノートナンバー36(C1)の周波数 |
---|---|
16'=基音 | 約32.7Hz |
8' | 約65.41Hz |
4' | 約130.81Hz |
2' | 約261.63Hz |
1' | 約523.25Hz |