ドミナントセブンスシャープナインスコード

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ドミナントセブンスシャープナインスコードとは、普通のセブンスコード(ドミナントセブンスコード)に「長9度を半音上げた音」を付加したもの。#9thの音程は、混乱を避けるために短10度で書かれることもある。つまり、長3度と短3度が同居し、半音差がある同度の音程で、同じ3度音程が2つ同居・共存していると考えられる。度数は、ルート・長3度・完全5度・短7度・#9度=増9度(短10度)。コードシンボルは「□7(#9)」。ルートがCならC7(#9)と表記する。構成音はド.ミ.ソ.シ♭.レ#(ミ♭)。構成音間の音程は、下から長3度・短3度・短3度・増3度=完全4度。

セブンスシャープナインスコードは、音楽の教科書、吹奏楽編曲におけるコード理論によっては、混乱を避けるために、無理矢理書けば「C7(♭10)(ドミナントセブンスフラットテンスコード)」と捉えることもあると表記されてある。ルートCの場合、C7にルートから短3度上の音を付加するとC7(#9)になる。よって、C7(#9)=C7(♭10)と読むこともできる。

テンションコードの一つであり、片手で入力する場合は、テンション音を1オクターブ下げて弾く。これにより、ドミナントセブンスシャープナインスの度数は、ルート、#2度=増2度(短3度)、長3度、完全5度、短7度となる。「□7(#9)」は、混乱を避けるために「□7(♭10)」と表記して、短10度として捉えた場合、片手で入力のために♭10のテンション音をオクターブ下げた和音を楽譜に書くときは厄介であり、変化記号付きの同度の和音、半音差がある同度の音程の入力で、入力には順番があり、最初に、1度以外の異なる音程の音符を入力し、仮の二和音・音程を作り、後から入力した音符のどれか1つに±増1度の変化記号を付けて、キーボードの上下の矢印を使って、音符を目的の音程に修正する。ルートCの場合、C7(#9)=C7(♭10)の場合、構成音は「ド.ミ♭.ミ♮.ソ.シ♭」「ミ♭とミ♮」の音程となり、同じ拍にミを2つ入力と、変化記号の有効期限が切れないように、♭と♮を付ける必要がある。楽譜上での増1度の和音は、読みにくい。C7(#9)=C7(♭10)と捉える解釈は、楽譜作成ソフトの取扱説明書に書くべきである。

従って、C7(#9)の構成音表記は、「ド.ミ♮.ソ.シ♭.ミ♭」=「ド.ミ♭.ミ♮.ソ.シ♭」となる。度数は、「1,♮3,5,♭7,♭10」=「1,♭3,♮3,5,♭7」となる。片手で弾く場合、構成音間の音程は、下から短3度・増1度・短3度・短3度となる。

響きは、過激サウンドで、インパクトのある特徴的な響きがする。

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片手で弾く場合
コード\度数 ルート 短3度 長3度 完全5度 短7度
C7(#9) ミ♭ ミ♮ シ♭
C♯7(#9) ド# ミ♮ ミ# ソ#
D♭7(#9) レ♭ ファ♭ ファ♮ ラ♭ ド♭
D7(#9) ファ♮ ファ#
D♯7(#9) レ# ファ# ファx ラ# ド#
E♭7(#9) ミ♭ ソ♭ ソ♮ シ♭ レ♭
E7(#9) ソ♮ ソ#
F7(#9) ファ ラ♭ ラ♮ ミ♭
F♯7(#9) ファ# ラ♮ ラ# ド#
G♭7(#9) ソ♭ シ♭♭ シ♭ レ♭ ファ♭
G7(#9) シ♭ シ♮ ファ
G♯7(#9) ソ# シ♮ シ# レ# ファ#
A♭7(#9) ラ♭ ド♭ ド♮ ミ♭ ソ♭
A7(#9) ド♮ ド#
A♯7(#9) ラ# ド# ドx ミ# ソ#
B♭7(#9) シ♭ レ♭ レ♮ ファ ラ♭
B7(#9) レ♮ レ# ファ#
1 ♭9 2,9 ♭3,#9 3 4,11 ♭5,#11 5 #5,♭13 6,13 ♭7 7

外部リンク[編集]