ドクターK

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ドクターK(どくたーK)は、野球において奪三振数の多い投手を意味する言葉である。

概要[編集]

ドクターKはスコアブックに三振を意味するKを多く並べる投手を表し、1試合で二桁奪三振を記録する投手につけられる。この表現は自己申告ではなく、外部の人間がつける傾向にある。

初めてその名前がつけられたのはMLBで活躍したドワイト・グッデン ()で、NBAで「ドクターJ」と呼ばれたジュリアス・アービング ()の愛称を取り、三振を表すKを付け加えてこの表現が生まれた。日本中に広まったきっかけは野茂英雄 ()とされている。理由は当時ストライキ中で開幕時期も遅れたMLBで、野茂が面白いように次々と三振を奪う姿から日本中でもドクターKが広まった。

奪三振の多い投手は、ファンからも奪三振を期待され、スタジアム内に三振を奪った数を示すプラカードが掲げられる光景が見受けられる。NPBではこの習慣はなく、場内のバックスクリーンに三振数が表示されることが多い。

プロ野球界では二桁奪三振を奪う投手の他に、奪三振率の高さで評価されることも多い。高校野球では投球回数に対して奪三振数が多いことも評価の指標とされる。しばしば高校野球界では「〇〇のドクターK」と呼ばれる。