ドゥラメンテの悲劇
ドゥラメンテの悲劇(ドゥラメンテのひげき)は、パワプロで談合に1人だけ失敗することを指す。
概要[編集]
この悲劇はスマホアプリ・実況パワフルプロ野球のイベント「狙え!タイトルホルダー」で起こった。
「狙え!タイトルホルダー」は、エントリーした選手で決まった試合数の中で何本の安打を打てるか競うイベントである。戦力が均衡した12人がランダムでひとつのグループにマッチングされ、グループ内で1位から12位の順位に見合った報酬が与えられる。1位のユーザーは、貴重なSRガチャ券などを入手できるため、多くのユーザーが激しくつばぜり合いを繰り広げることになる。
……だが、頭のいいユーザーもいるものだ。グループ内で談合を始めるものが現れたのである。
このアプリをプレイしたことのある方ならお分かりかと思われるが、サクセスモードで育成した選手は、あとから選手の名前を変えることができる。「狙え!タイトルホルダー」のランキングでは選手名が表示されるため、この選手名を「〇〇本でやめましょう」などと変えることで、グループ内の他のユーザーに談合を持ちかけられるのだ。必ずしも成功する保証こそないものの、仮に成功してしまえばマッチングされた全員が1位の報酬を受け取ることができる。実際この手がうまくいったのだろう。この手法はTwitterや2ちゃんねるを飛び交い、やがて多くのユーザーが知るところとなった。
そんな中、2017年5月に「狙え!タイトルホルダー」が開催された際に、ある談合グループにマッチングされた「ドゥラメンテ」という選手がいた。このグループでは「安打110本」で調整するということで一致していた。そして皆がそれを信じ、誰一人として裏切りを行わず110本で調整をかけた。
ところが、ドゥラメンテただ一人が107本で全試合数を消化してしまったのだ。そして他のメンバーは全員110本でストップしていた。
この結果、ドゥラメンテを除く11人が1位となり、ドゥラメンテは一人負けを喫してしまった。このことに気づいたグループのメンバーがランキングのスクリーンショットを2ちゃんねるにアップロードし、たちまち笑いものにされてしまったのである。
ドゥラメンテのその後[編集]
それから間もなく、おーぷん2ちゃんねるにドゥラメンテ本人が降臨。「まさか本物が来るとは」とスレが笑いに包まれる中、ドゥラメンテは怒りのPSRガチャ券・PSRミキサーを決行する。
しかし結果は無能の呼び声高いバット=円島と滝本太郎。ことごとく笑の神に付きまとわれる悪夢のような現実が待っているのだった……