トヨタ・ハリアー
ハリアー(HARRIER)とは、トヨタ自動車のMLサイズ(?)のクロスオーバーSUVである。タイヤ外径は724mmという大きめのタイヤで、最低地上高が195mmと比較的高いハッチバックのボディの車である。駆動方式はFFと4WD[注 1]。なお、タイヤ外径が724mmでも、起伏の激しい道、荒れ地、階段、段差という未舗装路・オフロードの走破性は低く、考慮されておらず、舗装路指向で、取扱説明書には「オフロード走行をしないでください」と記載されている。整備された砂利道(砂利舗装)程度なら問題なく走行できるが、放置された林道のような砂利道を走行するのは推奨されない。本格的なオフロードを目的とした4WDではなく、積雪路などにおける安定性を重視した4WDのためである。やむを得ずオフロード走行する際は慎重に、とのことである。渡河もしないよう記載がある。機能としてはトヨタ・クラウンのような高級サルーンに近く、外観的に野生味が乏しく、SUVらしさと凸凹道の走破力のイメージは希薄である。外観に加えて内装もスポーティー指向で、SUVとスポーツカーを融合したスタイルに見合った走行性能が味わえるので、SUVらしさは感じない。外観や上半分はスポーティーなハッチバック乗用車がベースで、下側はシティ系SUV型として融合。そのため、ハリアーはSUVには含まれない場合もある(?)。シャーシ(フレーム)はモノコックという普通のシャーシを採用している。高級サルーンの乗り心地と快適性を兼ね備えたものという、高級クロスオーバーSUV。初代のプラットフォームはトヨタ・カムリをベースに改良したものが利用され、3代目からはRAV4などと共通のプラットフォームを採用している。流麗なエクステリアと上質なインテリアにより、プレミアムSUVらしいスタイリングに仕上げてある。全幅は1845mmということは、MLサイズに近い。3代目までは名前の由来となった鷹[注 2]をあしらった専用エンブレムが装着されていたが、4代目からはトヨタマークになっている[注 3]。
燃料及びパワーユニットは、ガソリンとハイブリッドが設定されている。ハイブリッド仕様は、「ハリアーハイブリッド」と呼び、2代目の2005年からデビューした。なお、このハリアーハイブリッドは世界で2例目となるSUV型ハイブリッド乗用車でもある[注 4]。ベースのハリアーが3代目にモデルチェンジした際にハリアーに統合された。乗車定員は5名であるが、荷物室の広さは実用的に相応に確保されており、大きな荷物もスムーズに出し入れできる。ハンドリング性能は重厚な乗り味で高級SUVに相応しく、ハイレベルな操縦性で、やや鈍重に感じられる。ハイブリッド仕様ではE-Fourという、前輪を通常のハイブリッドシステムで駆動し、後輪は専用の電気モーター[注 5]で駆動できる4WDシステムを設定する。
2代目[編集]
- ハリアーハイブリッド
- 販売期間=発売開始年は2005年~
- 発売年のモデル=2010年
- 型式=DAA-MHU38W
- 全長=4775mm
- 全幅=1845mm、MLサイズに近い
- 全高=1690mm
- 室内長=1990mm
- 室内幅=1500mm
- 室内高=1210mm
- シャーシ(フレーム)の構造=モノコック、普通のシャーシ
- トランスミッション=CVT、無段変速?
- 駆動方式=E-Four 4WD
- ドア数=5ドア
- 車種=ハッチバック乗用車
- ボディタイプ=ハッチバック
- タイヤサイズ=「225/65R17、タイヤ外径=724mm」
- 乗車定員=5人乗り
- 最低地上高=195mm
- 最小回転半径=5.7m
- バックドアの開閉=
- 車両重量=1930kg
- エンジン形式の種類=V6+モーター
- 排気量(総排気量)=3310cc
- 燃料(使用燃料)=ハイオク(プレミアムガソリン)
- 生産国=日本