デューティソレノイドバルブ
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デューティソレノイドバルブとは、ソレノイドバルブ(電磁弁)の一種であり、液体や気体の配管に使用されるバルブである。
概要[編集]
通常のソレノイドバルブは全閉か全開か、つまり0か1かどちらかしかない制御しかできないものである。デューティソレノイドバルブはこの0と1の制御を高速で行い、時間的な開度を0から100%の間で制御できるようにしたソレノイドバルブのことである。開度を連続的に変更できるソレノイドにはリニアソレノイドバルブが存在しているが、こちらは入力電流に対して実際の開度を調整するものであり、全開と全閉を高速で繰り返しているデューティソレノイドバルブとは作動原理が異なっている。
リニアソレノイドバルブと比較し、デューティソレノイドバルブは低コストで小型化できるのが特徴である。一方、その精度はリニアソレノイドバルブに及ばない。
オートマチックトランスミッションの制御機構や、ターボチャージャーの過給圧制御機構に採用されていることがある。