DNA
(デオキシリボ核酸から転送)
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DNA(デオキシリボ核酸、英:Deoxyribonucleic acid)とは、細胞核の内にある、生命体の設定情報を記憶している媒体。
概要[編集]
分子レベルで設計された情報記録用素子であり、アデニン(C5H5N5)、グアニン(C5H5N5O)、チミン(C5H6N2O2)、シトシン(C4H5N3O)という4つの核酸を使って情報を留めておく事ができる。
コピーはもちろん、編集も可能なようになっている。
地球上のほとんどの生命に共通する特徴と見られている。
記憶媒体としてのDNA[編集]
保存できる情報量としては、人間1人分だと5TB相当と言われる事もあるが、0と1で記録している訳ではないので単純な比較はできない、とされる事もある。
データバックアップ用のストレージとして活用できないかと昔から研究されてはいるが、2021年現在のところ、一般に広く普及するまでには至っていない模様。
最小単位を定めた上でのビット数[編集]
- 二重らせん構造のDNAの最小単位である「1塩基」では、A/T or T/A or G/C or C/Gの4種類。それぞれを0,1,2,3と置くと、DNAは4進数。
10進数 2進数 4進数 0 0000 0000 000 1 0000 0001 001 2 0000 0010 002 3 0000 0011 003 4 0000 0100 010 5 0000 0101 011 6 0000 0110 012 7 0000 0111 013 8 0000 1000 020 9 0000 1001 021 10 0000 1010 022 11 0000 1011 023 12 0000 1100 030 13 0000 1101 031 14 0000 1110 032 15 0000 1111 033 16 0001 0000 100
- 人間1人分だと約30億個の塩基対という事なので、30億ビットあって各ビットが4種類のパターンを取れる4進数という事になるのでは。つまり30億^4。