チャレンジパッド
チャレンジパッド(ちゃれんじぱっど)とは、かつて三洋テクノソリューションズ鳥取が製造していた教育向けタブレット型コンピュータである。
ベネッセコーポレーションの進研ゼミ小学講座"チャレンジタッチ"の専用タブレットとして2014年度から2016年度まで製造・配布された。"チャレンジタッチ"はあくまでサービス名であり、このタブレットの名称が"チャレンジタッチ"というわけではない。
概要[編集]
従来の紙のテキストをなくしたほぼ完全なデジタル通信教育"チャレンジタッチ"を展開するため、進研ゼミを運営しているベネッセが小学講座向けに企画、配布したものである。製造は三洋テクノソリューションズ鳥取に委託している。また、ベネッセ特有の6桁の管理番号が品番となっている。
Googleが開発したオペレーティングシステムであるAndroid4.2.2を搭載している。
機能[編集]
ソフトウェア[編集]
OSのバージョンアップは行われなかったが、内蔵ソフトウェアの更新と同時にビルド番号が変更されている。
UI[編集]
中学講座向けに配布していたChallenge Tabletよりも、さらにOSのカスタマイズがされている。ホーム画面はAndroid標準のランチャーにアプリの追加ができないものが使われているが、起動時にチャレンジタッチのアプリが自動的に起動するため、セットアップ時もしくはナビゲーションバーのホームボタンを押した時しか見ることができない。ナビゲーションバーはこの端末でも起動時に一瞬表示されるが、ベネッセ側はナビゲーションバーを押さないよう注意している。
ハードウェアとデザイン[編集]
このタブレットは、学習時の使い勝手を向上するため、専用カバーが最初から付属している。専用カバーは有料で購入することができる。また、専用タッチペンは専用カバーに収納できる。タッチパネルが抵抗膜方式のため、一般的なスマートフォンやタブレットには使用できない。
1GBのメインメモリと16GBのフラッシュメモリのストレージが搭載されている。一般的なスマートフォンやタブレットには、microSDカードスロットが搭載されているが、このタブレットはSDメモリーカードスロットが搭載されており、SDカードとSDHCカードが使用できるが、SDXCカードには対応していない。microSDカードを使用する場合は、別売りの変換用SDカードを使用する必要がある。DC5VのACアダプターを用いて充電する独自の方式を採用しているが、miniUSBケーブルでも充電可能。miniUSB端子は充電以外にも使用可能で、専用ウェブカメラの接続時に使用する。
専用カバーとタッチペンのカラーバリエーション[編集]
タッチペンは2種類あり、2014年度の仕様と2015年~2016年の仕様がある。いずれもカバーと同じカラーバリエーションが存在する。2015年に配布された5種類の特別カバーについては、カバーのみの配布となり、同じ色のタッチペンは存在しない。
色1 | 色2 | 名前 | 備考 |
---|---|---|---|
スカイブルー | 2014年度の低学年・高学年向けに配布 | ||
チェリーピンク | 2014年度の高学年向けに配布 | ||
ライムグリーン | 2014年度の高学年向けに配布 | ||
レッド | 2014年度の低学年向けに配布 | ||
コスモブルー | 2015年~2016年度に配布 | ||
ハッピーピンク | 2015年~2016年度に配布 | ||
ピンキー | 2015年度の"チャレンジタッチ、変身!キャンペーン"で配布 | ||
リボン | 2015年度の"チャレンジタッチ、変身!キャンペーン"で配布 | ||
シャイニーブルー | 2015年度の"チャレンジタッチ、変身!キャンペーン"で配布 | ||
恐竜 | 2015年度の"チャレンジタッチ、変身!キャンペーン"で配布 | ||
本田選手モデル | 2015年度の"チャレンジタッチ、変身!キャンペーン"で配布 本田圭佑とのコラボモデル |
周辺機器[編集]
- 専用カバー(本体と一緒に付属)
- 専用タッチペン(本体と一緒に付属)
- 専用ウェブカメラ(Challenge English受講時に購入が必要)
- 専用ヘッドフォンマイク(Challenge English受講時に購入が必要)
価格[編集]
半年間の契約を条件に無料で配布されたが、途中退会した場合13965円(税込)を支払う必要がある。