ダイナマイト野球

ダイナマイト野球（だいなまいとやきゅう）とは、splax.netが運営していた無料のオンライン野球ゲームである。正式名称は「ダイナマイト野球オンライン」。一部では略称として「D野」、または「ダイ野」が使われている。　使用できるチームはオリジナルチームの「ダイナマイトリーグ」の8球団と、NPBの12球団をリスペクトしたチームが揃う、「ドリームリーグ」の合計21チームがある。守備と走塁がオートで、ピッチングとバッティングがメインの野球ゲームであった。2020年11月30日をもってサービスを終了した。

概要

2009年12月10日、Splax.netにより公開された。公開以降、細かなデータ改良や更新を行っている。なお、公開当時使用できるチーム(以下使用チーム）は5チームのみだったが、更新時にたびたび追加され現在では8チームとなっていて、これらを総称してダイナマイトリーグという（以下ダリーグ）。また、2012年6月7日には実際のプロ野球チームを査定したドリームリーグ（以下ドリーグ）が公開され、チーム選択の幅がいっそう広がった。両リーグには仕様の細かな違いも見られる（後述）。 2013年のワールドベースボールクラシック開催時にはそれに合わせて期間限定スペシャルチーム「ジャパン2013」が登場。このバージョンは、ドリームリーグの査定とは少し異なっており、ワールドベースボールクラシック時の調子が影響していた。

「サクサク遊べる野球ゲーム」をコンセプトとしているため、ユーザー登録の必要が無い。また、全体を通しても操作方法はマウスのみとなっている。走塁・守備等も自動で行ってくれる。そのほか、盗塁・牽制・デッドボール・エラー・ワイルドピッチ・ベースカバーは起こらない。

また、ダイナマイト野球の派生型ともいえる「プレイング野球オンライン」という野球ゲームも存在する。パソコン及びスマートフォンからもアクセス可能なサービスとなっている。1イニング制であり、NPBの12球団をモチーフにしたチームの中から1チームを選択し、オンライン対戦を行う。

プレイ方法

「みんなと対戦」と「CPUと対戦」の二種類がある。「みんなと対戦」は、オンライン対戦であり、サーバに接続しロビーから対戦者をえらび試合を行う形式。「CPUとの対戦」は、CPUの「よわい」「ふつう」「つよい」からどれかをえらんで対戦する形式。

ゲームは3回のみで引き分けの延長は無い。スタミナもそれに合わせているため普通の投手の球数よりは少ない。

基本能力

本ゲームでは野手能力として長打・ヒッティング・巧打・足力、投手能力として速度・コントロール・スタミナ・カーブ系・フォーク系・シュート系、守備能力としては肩力・内野適正・外野適正が設定されている。能力はすべて1から10の10段階評価でつけてある。なお、投手にも野手能力はある。また、投手能力がある野手もいる。

以下、各能力の詳細を記載する。

長打

打球をより速く・高くとばす能力。ダリーグだと貫通能力も兼ねていて、8以上の選手でボールをカーソルの上でたたくと内野を貫通する打球となる。

ヒッティング

ボールを広範囲でミートする能力。ドリーグでは貫通能力も兼ねていて、8以上の選手でボールをカーソルの上で叩くと内野を貫通する打球となる。

巧打

バントやカット（打ち損じをファールにして粘る）、ゴロ打ち等、バッティングの様々な場面に影響する。

足力

走塁時のスピード。守備にはまったく関係しない。

以上野手能力

速度

ストレートの速度。変化球の速度とは関係ない。

コントロール

この能力が高い＝コントロールがいい投手。この数値によって投球時のカーソルの大きさが変わってくる。

スタミナ

MAXの能力で投球できる回数。回数を超えると能力が大幅にダウン（数値上は変化無し）する。

カーブ系

内側に曲がる変化球の投球ができる。

フォーク系

落ち系の変化球の投球ができる。

シュート系

外側に曲がる変化球の投球ができる。

以上投手能力　野手の投手能力は基本的にオール1だが例外もある。特にドリーグはオリックス糸井のように野手転向した選手にも投手能力がつけられている。

肩力

守備時の送球の速さ。

内野適正

移動速度、送球までの速さに影響する。

外野適正

移動速度、送球までの速さに影響する。

捕手適正

捕手としての守備能力。

チーム

運営が作成したオリジナル「ダイナマイトリーグ」のチームである。