セイコー観覧車
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セイコー観覧車(セイコーかんらんしゃ)は、セイコーで販売されていた公共施設用大型からくり時計である。
概要[編集]
セイコーの汎用型からくり時計の一つ[注 1]で、汎用型からくり時計の中では稼働物件が多い[注 2]。 毎正時になると時計の文字盤が開き、オリジナルのワルツ曲に合わせて観覧車がまわる[注 3]。 人形が観覧車に乗りながら遊び、時計上部の隠れた場所で人形が入れ替わる。人形の種類は小人、うさぎ、くま、インコ、ライオンの全5種類。上が星型レリーフの前期型と鐘型のレリーフの後期型が存在し、後期型は人形の服が青くなっている事がある。 セイコー観覧車のBGMの作曲者は児島由美だが、最古の個体が存在したヤマザワ中山店(旧店舗)のみヤンコ・ニロヴィックが作曲した商業ライブラリー用の音楽が採用されていた。このBGMの音源は、防災行政無線で使われているものと同じTOA製音源である。
亜種[編集]
- 富山大学附属病院、ヤマザワ中山店、足利銀行オリオン通り出張所に関しては亜種でデザインや音楽が異なっており、足利銀行の個体は「オリオンくん」というタイトルがつけられている。
- この他、外装は「観覧車」を元に作られ、内部の仕掛けが異なる「シーソー」と、江津市のグリーンモール(現・ゆめタウン)に「モーリーちゃん」と呼ばれるからくり時計が存在しており、仕掛けの一部に「観覧車」と同等の機構を使用した仕掛けが採用されていた。因みにこちらは若干デザインが異なっており、動物の人形が宇宙服を着ていて、人形が小人に入れ変わるギミックはなく、カプセルの中に出入りするものとなっていた[注 4]。なお、こちら2つの作品も児島由美が作曲している。
脚注[編集]