ストーリー
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ストーリーとは、物語の筋書きである。
概要[編集]
かつては時系列に並べられてたが、現在では受け手のリテラシーが向上しているので、「必須」ではない。異なったストーリーが合流するのは、近年では珍しくない。
人間生活との関わり・利用[編集]
医療の世界でも、「ナラティブ」という言葉が用いられるように、「物語を構築する」ことは目標とされる。
策劇上では、ロシア・フォルマリズム派のウラジミール・プロップがアールネ=トンプソンの民話の分類における「魔法物語」は、基本的に同一の構造を持っていると表明している。
ただし、当時はコンピュータが普及しておらず、プログラミングも一般的ではなかったため、「LOOP - UNTIL - DO - REPEAT」という制禦も一般的ではなかったため、現在にいたっても理解されているとは謂いがたい。
とはいえ、これに適切なプロットを足してストーリーを転がすためのイベントをかますと、それだけで物語にはなる。あとはキャラクター設定である。
ちなみにプロップの物語理論によれば、迷う物語の基本構造は以下のとおり。
/* 予備部分1-世界観の提示と主人公の登場 */
β // 留守・不在・幽閉
γ ⇒ δ // 禁止⇒違反 または 命令・提案⇒実行
/* 予備部分2-敵対者 */
ε ⇒ ζ // 探り出し ⇒ 情報漏洩
η ⇒ θ // 謀略 ⇒ 幇助/黙認
/* Ⅰ.発端 */
A/a // 加害/欠如
B // 仲介・つなぎの段階
C // 対抗開始
↑ // 出立
loop
/* Ⅱ.[贈与者]達 */
// [贈与者]の第一機能 ⇒ 主人公の反応 ⇒ [助手/呪具]の獲得・贈与
D ⇒ E ⇒ F
/* Ⅲ.[助手/呪具]の登場から第一行程の終わりまで */
G // 二つの国の間の空間移動
H ⇒ I (戦いと勝利)または M ⇒ N(難題と解決) // コンフリクトの解消
J // 標付け
K // 不幸・欠如の解消
↓ // 帰還
until 主人公に課せられたミッションが終わっていない do
Pr // 追跡
repeat;
Rs // 救助
/* ⅠⅤ.第二行程の続き */
O // 気づかれざる到着
L // 不当な要求
Q // 発見・認知
Ex // 正体暴露
T // 変身
U // 処罰
W // 結婚/即位 または 死去・退場
脚注[編集]
関連作品[編集]
- 『リウーを待ちながら』