サイン会 (交通)

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サイン会とは、公道での高速走行を行ったため、熱心なサイン収集家(高速走行ファン)らからサインを求められること。サイン会の種類にはいくつかある。

種類 ファン数 使用する資機材
#定置式速度取締 10人規模の場合も 定置式速度測定装置
#追尾式速度取締 2人(覆面パトカー)
1人または2人(白バイ)
覆面パトカー・白バイに搭載の
追尾式速度測定装置
(参考)固定式
速度違反自動取締
無人 いわゆるオービス
記念撮影 (交通)#固定式を参照
(参考)可搬移動式
速度違反自動取締
1人の場合も いわゆる小型オービス
記念撮影 (交通)#可搬式を参照

サインを求められ、それに応じた場合、自身の運転免許証に対する違反点数の加算と、反則金または罰金の納付が必要となる。

サイン会場の設置[編集]

会場は、公開交通取締り(警視庁)や重点取締り地点として一部が公開されている(実施日時など詳細は公開されない)。

定置式速度取締[編集]

いわゆるネズミ捕りである。速度の出やすい地点に、小型の速度測定装置を設置し、速度違反を確認すると、前方で車両を停止させ、路肩等のサイン会場に誘導する。およそ+15km/h以上の超過から取締りが実施されると言われており、オーバーパス・アンダーパスや、信号のない直線道路・トンネルなど速度の出やすい地点で実施されることが多い。

速度測定装置には、光電管センサーなどが用いられる。これは、レーザー光源兼センサーと反射鏡を2対、地面近くに設置し、反射鏡によって跳ね返るレーザー光がタイヤによって遮る事を利用し、一定の間隔を通過する時間から速度を自動的に算出するもの。測定地点には必ず現認係がおり(現認係が居ないと青切符相当の取締りができない)、速度違反車の特徴を無線などで停止係に伝える。

光電管センサーが轢かれないように、カラーコーンで前後を囲われており、「警視庁」などと書かれた怪しいカラーコーンがあったら要注意である。

サイン会場として、車両数台を停止させ、サインを求めたり調書を作成するスペースが必要であるため、実施可能な場所はある程度限られている。また、逃走車追尾のための白バイやパトカーが待機することも多い。

追尾式速度取締[編集]

パトカー(いわゆるパンダ)や白バイ、覆面パトカーで速度超過疑義車両の後方を、一定間隔で数秒間等速度追尾を行う。車両内の速度測定装置を作動させ、速度測定を完了、マイクパフォーマンスにより停止させ、サインを求める。

追尾中は、緊急車両としての赤色灯の点灯やサイレンの吹鳴を行わなくても良いとされている。実際としては、違反車両の後方につくまでは赤色灯等を用いず、等速度追尾中には赤色灯を点灯、速度測定を完了したらサイレンを吹鳴し停止命令を行う、という流れであることが多い。

サイン会場には車両数台が停止できるスペースがあれば良いため、定置式に比べて機動的な取締りが可能である。

サイン色紙の種類[編集]

交通反則告知書
いわゆる青切符であり、道路交通法違反事件のうち、比較的軽微である(違反点数6点未満程度、速度違反としては+30km/h未満(高速道路では+40km/h未満))ものであれば、「交通反則通告制度」に基づく「交通反則告知書」がサイン色紙となる。
色紙は青色であり、数枚の複写式。ファンにより、サインを求める場所、理由、および運転している車のナンバーなどが記載されたうえで、所定の位置にサインおよび印鑑(または拇印)を捺すこととなる。
告知票
いわゆる赤切符であり、交通反則通告制度に該当しない、+30km/h(高速道路では+40km/h)以上の速度超過などを行った運転者に手渡される色紙。点数6点を超過するため、免許停止の処分が下る。
色紙は赤色であり、複写式であること、記載事項などは青切符と同じ。