コクーンタワー (新宿区)

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コクーンタワー

コクーンタワー(こくーんたわー)は東京都新宿区西新宿に建つ超高層ビルである。「モード学園コクーンタワー」「新宿コクーンタワー」「西新宿コクーンタワー」とも呼ばれる。

概要[編集]

50階建ての超高層ビルである。学校法人モード学園(現:学校法人日本教育財団)が2008年(平成20年)10月15日に竣工した。敷地は朝日生命保険本社跡地に建つ。モード学園の校舎に、 3つの専修学校が入り、 約1万人の学生が通っている。

ディメンジョン[編集]

  • 名称:コクーンタワー
  • 竣工:2008年(平成20年)10月15日
  • 着工:2006年(平成18年)5月1日
  • 階数:地上50階 地下4階 塔屋2階
  • 高さ:204m (最頂部)
  • 敷地面積:5,172.27 m2
  • 設計:丹下都市建築設計
  • 用途:学校、ホール、店舗、駐車場
  • 所在地:東京都新宿区西新宿1-7-3
  • 交通:

コクーン[編集]

コクーンは「繭」の意味で、そのイメージを外観とした。全体の形状は英国の首都ロンドンの金融中心にある「30セント・メリー・アクス」に似ている[1]。「30セント・メリー・アクス」はピクルスに使う小サイズの胡瓜を意味する「The Gherkin」の名称で知られている。

国際コンペ[編集]

学園からの注文は「四角ではないものを」「学校は夢を育む所で、空間も夢のあるもの、見たことがない建物にして欲しい」であった。設計は国際コンペ(設計競技)となり、国内外から100を超える人やチームが参加し、150以上の案がプレゼンされた。その中から丹下都市建築設計の案が採用となった。外装の繭状のパターンは 斜め格子状のリブ付きスパンドレルとドットパターンを施した特殊フィルムが装着される。構造は外周の3つのダイアゴナルフレームとインナーコアで構成されている。繭の形状は創造する若者を包み込み、触発させるインキュベーター空間を表している。

受賞他[編集]

  • エンポリス・スカイスクレーパー賞 - 2008年、優れたデザインの高層ビルに与えられるを日本で初めて受賞した[2]
  • グッドデザイン賞(2009年度)[3]
  • 最近50年間で最も影響力にあった建築物に選出[4]
  • 旅行者に最も印象的な10の大学建築にCNNが選出した[5]

リファレンス[編集]