ゲテノン

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
都営バスのゲテノン

ゲテノンとは、三菱ふそうトラック・バスが発売する路線バス「エアロスター」の愛称である。

由来[編集]

2009年に三菱ふそうが発売したエアロスターノンステップバスは、既存のワンステップバスをベースに大きくモデルチェンジを行った。具体的には、車高を大きく上げて、前中扉間および乗務員窓から非常口扉間の窓を縦に拡大、中扉・非常口以後は据え置きとなったため、中扉を境に窓の大きさが変わっている。ワンステップバスの床面を下げたような外観となった。この外観の特異さから、バスファンの間で「ゲテモノノンステップバス」もとい「ゲテノン」と呼ばれるようになった。モデルチェンジ前のエアロスターノンステップを意味する「扁平」「ペタノン」との対比として用いられることもある。

型式はワンステップバスの改造扱いとして「PKG-MP35UK改/MP35UM改」となっている。

ゲテノンの変遷[編集]

2010年のLKG-代以降はマイナーチェンジが行われ、排出ガス規制要件を満たすためにアリソン製ATを標準仕様とした。このため、MT仕様のゲテノンはPKG-代限りで消滅した。 また、正式に型式認定を得て、「LKG-MP37FK/FM」となった。また、LKG-代のゲテノンはUDトラックスにOEM供給された。

2014年にはフロントマスクを一新し、型式も「QKG-MP38FK/FM」となった。一部ファンからは「サンパチ」と呼ばれることもある。

型式[編集]

PKG-MP35UK改/UM改 2009~2010
LKG-MP37FK/FM 2010~2012
LKG-AP37FK/FM 2010
QKG-MP37FK/FM 2012~2014
QKG-MP38FK/FM 2014~2017
2PG/2KG-MP38FK/FM 2017~

塗り分け[編集]

ゲテノンでは前述のとおり前後で窓の大きさが違うため、リアの窓の下部分を黒く塗り、黒い部分が前後同じ大きさとなっている塗装が特に好まれている。