オオカマス

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オオカマスは、スズキ目カマス科(分類は特に断らない限り[1])の硬骨魚。塩焼きなどにして食べる[2]

なお、長崎県でオオカマスと呼ばれているのは別種のカマスサワラである[3]

分布[編集]

琉球諸島以南の西部太平洋、インド洋[4] の熱帯域[5]。内湾やサンゴ礁の浅所に生息[6]

形態[編集]

体長90センチ。体はやや偏側し、細長い。頭は尖る。鱗は小さい。体側に「く」の字状の横帯が並ぶ[5]

2基ある背鰭は小さい[4]。腹鰭起部は第1背鰭起部よりもやや前方にある[5]。尾鰭後縁に後方への出っ張りがないことでオニカマスと区別できる [6]。第1背鰭:1棘条9軟条。尻鰭:8軟条。側線鱗:124 - 134枚[6]

出典[編集]

  1. Sphyraena putnamae Jordan & Seale, 1905 オオカマス”. BISMaL. 国立研究開発法人海洋研究開発機構. 2020年12月15日確認。
  2. 『魚 Ⅰ』 河野友美、真珠書院〈新・食品事典3〉、1991年5月20日、189頁。ISBN 4-88009-103-0
  3. 『魚貝ものしり事典』 平凡社、2003年8月25日、117頁。ISBN 4-582-12427-5
  4. a b 『日本大百科全書 3』 小学館、1985年4月20日、879頁。ISBN 4-09-526003-3
  5. a b c 『新訂原色魚類大圖鑑』 多紀保彦, 河野博, 坂本一男, 細谷和海(監修)、北隆館、2005年12月10日、701頁。ISBN 4-8326-0820-7
  6. a b c 『日本産魚類検索― 全種の同定―』 中坊徹次、東海大学出版会、1993年10月12日、1133頁。ISBN 4-486-01250-X