エレクトロタップ
ナビゲーションに移動
検索に移動
エレクトロタップとは、主に自動車の配線に使われる配線部品である。既存の配線に噛ませることで電源や信号を取り出す目的で使用される。配線コネクターという名称で呼ばれることもある。
概要[編集]
エレクトロタップは配線を通すガイドと被覆を破る金属製の部品、樹脂でできた外装からできている。 通常はガイドが二本分あり、一本を既存配線、もう一本は分岐配線用となっている。近年は分岐配線が配線済みとなっており、既存配線に噛ませるだけで使用できるものも売られている。
適切な配線の径(スケア)に応じたタップを使うことが前提となっており、不適切な使用は断線や導電不良の原因となる。
便利な反面、不必要なまで嫌われている配線部品としても有名であり、エレクトロタップの賛否を巡って様々な激論が交わされているとか。
反対派の意見[編集]
- 配線を痛ませる施工方法である
- 固定不足からの断線があり得る
- 防水処理をしないと錆びる
賛成派の意見[編集]
- ギボシなどでの分岐は一度配線を完全に破断する
- 適切にカシメられていなかったり、固定不良もあり得る
- ギボシでも水のかかる場所は防水処理や対応品が必要。
- そもそもメーカーからの作業指示にエレクトロタップが記載されている(カーナビなど)。
最後に[編集]
エレクトロタップに限らず、取り付け説明書や設置条件はよく確認して使うことが肝要である。エレクトロタップを毛嫌いしている人がギボシのプラス極とマイナス極を取り違えているなんて言うことも珍しくはない(通常はプラス側にメスを使うのが一般的)。