エルネ・ロージャ
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エルネ・ロージャ(Ernö Rózsa, 1970年4月18日[1] - )は、ルーマニア出身のヴァイオリン奏者。[2]
トゥルグ・ムレシュ出身[3]。3歳の頃からヴァイオリン奏者の父エルネストにヴァイオリンの手解きを受け、1982年にはブカレスト国家音楽コンクールで優勝。1983年からデトモルト音楽大学でティボール・ヴァルガにヴァイオリンを師事し、ルッジェーロ・リッチの薫陶も受けた。1984年にはブカレストで開催されたジョルジェ・エネスク国際ヴァイオリン・コンクールで優勝。同年、フィルハーモニア・フンガリカのコンサートで独奏者としてデビュー。1985年から1993年までデュッセルドルフのロベルト・シューマン大学のローザ・ファインのマスター・クラスに在籍したが、この在学中にゲオルク・ショルティと小澤征爾に才能を認められ、特にショルティから公私に渡り援助を受けた。また1989年にはイェフディ・メニューインと知り合い、メニューインの指揮する演奏会で独奏を任されるという恩恵を受けた。1995年から翌年までフォルクヴァンク大学のミンチョ・ミンチェフの許で研鑽を積んだ。2003年にロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団のゲスト・コンサートマスターを務めた後、2005年には来日し、一年契約で兵庫県芸術文化センター管弦楽団のコンサートマスターに就任。同団を退団後はフリーランスとして活動。2010年に日本人女性と結婚して以降、日本を拠点に演奏活動を展開[4]。