エデンの園

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

エデンの園(英:Garden of Eden)とは、エデンと呼ばれている地方にヤハウェが設けた一つの園。創世記に記述されている、古代の楽園

場所について[編集]

川の名前などから概ね存在していた場所は推測されているが、その正確な座標は不明。

1つの川がエデンから流れ出て園を潤した後に4つに分かれるという描写があり、少なくとも川との関係が深い土地な模様。

また一つの川がエデンから流れ出て園を潤し、そこから分れて四つの川となった。 — 創世記(口語訳)2章10節

日本語だとなんだかエデンの園はそれなりに高度があるように感じるが、英語だと、

And a river went out of Eden to water the garden; and from thence it was parted, and became into four heads. — Genesis(King_James)2:10

4つの頭、つまり上流が4つあるという風に読み取れ、エデンの園はだいぶ低地にあるように見える。

後のノアの時代に発生した「ノアの大洪水」により、その地形などは現在では異なっている可能性はある。

創世記を物理的に書いたのはモーセとなっているので、川の名前は洪水前の時代での名称というよりは、当時のモーセが判別できるような形で表現されているのかもしれない。

現在、エデンの園があった場所は、ペルシャ湾の海底、という説が有力視されていたりする。

園の中央[編集]

「命の木」と「善悪を知る木」の2本は特に重要な役割があった。

善悪を知る木(tree of knowledge of good and evil)
「善悪を知る木からは取って食べてはならない。それを取って食べると、きっと死ぬであろう」と明記されている[1]。木の実が何だったのかは明記されていない。
命の木(tree of life)
これから食べると永久に生きるかも知れない、らしい。
黙示録の中でも「いのちの木」について言及している箇所がある[2]
黙示録の中の「いのちの木」は、「十二種の実を結び、その実は毎月みのり、その木の葉は諸国民をいやす。」とされている[3]
英語でも黙示録の中の「いのちの木」は「tree of life」だが、なぜか出現回数が違う?[4]
命の木の道(way of the tree of life)
ケルビム」と「回る炎のつるぎ」を配置された。園全体ではなく「道」を守るだけで良かったのか?
ケルビム(Cherubims)
創世記ではその特徴についてほぼ記述されていない。エゼキエル書の10章を見ると翼がある天使のようで、飛翔能力も備えているように見える[5]。英語だと複数形なので2人以上配置されたっぽい[6]
回る炎のつるぎ(a flaming sword which turned every way)
刃渡りや素材は明記されていない。何が燃えて炎となっていたのか、どのくらいの熱量を放出していたのか、回転速度や回転するための動力源、回転軸の方向といった詳細は不明。
「ケルビム」が「回る炎のつるぎ」を装備していたのか、それとも「回る炎のつるぎ」が単体で拠点防衛用に機能していたのかも、判断できない。
回転軸の方向はたぶん「turned every way」、つまり全方位対応か?[6]

英語だと[編集]

日本語だと分かりにくく感じる表現は、英語の方が分かりやすいかもしれない[6]

脚注[編集]

関連項目[編集]