エゾハマグリ
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エゾハマグリ(Liocyma fluctuosum)は、マルスダレガイ目マルスダレガイ科アサリ亜科の二枚貝である。別名、ホソスジハマグリ[1]。北太平洋(北海道以北、アラスカ・カナダまで)に分布(新生代第四紀前期の大桑層から化石が知られている[2])。潮間帯下部から水深140メートルの[3]砂泥底に生息[4]。
形態[編集]
殻長35ミリ。卵形の殻は弱く膨らみ、薄い。殻表には光沢がある。腹縁内面は平滑[4]。小月面は浅い溝で区切られ、細長い。楯面はない。殻の内側は白色。套線湾入は浅く、三角形に近い[1]。
参考文献[編集]
- 『改訂新版 世界文化生物大図鑑 貝類』 世界文化社、2004年6月15日。ISBN 4-418-04904-5。
- 奥谷喬司(編著) 『日本近海産貝類図鑑』 東海大学出版部、2017年1月30日、第二版。ISBN 978-4-486-01984-8。
- 横平弘、伊藤潔「釧路沿岸の貝類」、『生物教材』第5号、北海道教育大学生物教育尻岸内臨海実験所、1967年、 45-53頁、 。
- 松浦信臣「金沢地域の大桑層産大型無脊椎動物化石リスト―貝類 ・ウニ類 ・腕足類 ・フジツボ類―」、『北陸地質研究所報告』第5号、北陸地質研究所、1996年、 41-53頁、 。
出典[編集]
- ↑ a b 世界文化社 2004, p. 333.
- ↑ 松浦 1996, p. 49.
- ↑ 横平, 伊藤 1967, p. 50.
- ↑ a b 東海大学出版部 2017, p. 1248.