ウド
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ウド(独活)とは、草本の一種。ただし木本と見まがうほど背が高い。
概要[編集]
成長が早く、一面の草原でも周囲の草よりも卓越し、日照を占有するという戦略を取っている。それだけの高さを維持するために、幹にあたる茎は中空である。そのため太さのわりに剛性は低く、しかも高く伸びるため風当たりも強いわけで、風が吹くと「独(ひと)り活(ゆら)ぐ」ために「独活」の字が充てられた。「独活の大木、見掛け倒し」もここから。ただし山行中に土砂崩れ痕のカヤトにぶち当たり、「しまった。獣道だったか」と見渡すと上の方に独活が見えてルートに戻ったことがある。「さっきの道に迷いこんだ奴は他にもいたな」と思った。なぜかというと人が歩く道にはオオバコ(車前草)が生えるからである。
人間生活との関わり・利用[編集]
暗所で日光を当てずに栽培することで軟白したものは野菜として利用される。東京の近郊である飯能の日高市などでは厚い関東ローム層が室(むろ)作りに適すため、軟白ウド(地下室の中で風が吹かず、密植しているために風で揺れることがない)は「東京ウド」のブランド名で出荷されている。料理法は他サイトを参照されたい。