インターレース走査方式

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インターレース走査方式(飛び越し走査方式、インタレ)とは、画像を線状に撮影する場合において、上から順番に撮影していくプログレッシブ走査方式に対して、上から1段飛ばしで撮影していく手法。

テレビ放送では、映像を信号化して送る際に、光の情報を1本の紐のようにして送る必要がある。その時、帯域やテレビの輝度など技術的な問題等で、プログレッシブ走査方式では不都合が生じてしまった。そこで、まずは1本飛ばしで映像を送り、飛ばした分を続けて送ることで、情報量を抑えながらフレームレートを高く見せかけることができるようになった。反面、高速移動する被写体などは苦手で、ちらつきが発生することとなる。

走査している部分が上から数えて1番目、3番目、…と続く部分を奇数フィールド、2番目、4番目、…と続く部分を偶数フィールドと呼ぶ。しかし、一番上の走査線を1番目にするか0番目にするかで宗教じみた対立が起こったため、上位フィールド、下位フィールドと呼ぶ場合もある。

1秒間にいくつのフィールドを持つかを示す単位がfps(fields per second; frame per secondではない)である。プログレッシブ走査方式で同じfpsの値を持つ映像に比べ、情報量は半分。

いわゆるブラウン管の時代では、インターレース方式の映像をそのまま映し出していた。しかし、液晶テレビなどが生まれ、テレビ側の問題が解決された。すると、インターレース方式の映像をなんとかプログレッシブ方式に復元して表示するようになる。この技術がインターレース解除となる。

インターレース解除では、上位フィールド信号については下位フィールドの信号がまるまる欠けている状態となる。

一番簡単な手法には、2つのフィールドを1枚の画像として処理するものがある。しかし、これではインターレースの強みである見かけのフレームレートの増加が得られず、ちらつきのみが残ってしまうこととなる。

あるいは、各フィールドの走査線を縦幅を倍にして表示すれば、フレームレートを保ちながら表示できる。しかし、縦方向の解像度は半分になってしまう。

近年は、前後フィールドや近傍の画素の情報より、欠損部分を予測して滑らかに表示する技術が研究されている。