イラン革命防衛隊
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イラン革命防衛隊(イランかくめいぼうえいたい)とは、1979年のイラン革命の直後に、革命指導者のルーホッラー・ホメイニーの命令で、イラン正規軍とは別に創設された軍事組織のことである。イスラム革命防衛隊(イスラムかくめいぼうえいたい)とも称される。この軍事組織は軍隊というより、イラン指導部の親衛隊的な性格を合わせ持っている。兵力はおよそ12万5000人を数え、イラン国内の要地・要衝の警備から反体制派の取り締まり、弾道ミサイルの開発、海外における工作活動など、その役割は正規軍より広範囲に及んでいる。イスラム体制に忠誠を誓う保守強硬派の牙城であるともされており、外交政策にも強い影響力を持ち、イランの建設会社や石油会社などを傘下に置いてイラン経済の約2割を統制下に置いていると見られているなど、その政治力や経済力もかなりの影響力を保持している。