イシカゲガイ

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イシカゲガイClinocardium buellowi)は、マルスダレガイ目ザルガイ科の二枚貝。イシガキガイとも呼ぶが、標準和名はイシカゲガイである[1]。食用。

分布[編集]

北海道から九州にかけての内湾。水深10 - 50メートルの砂泥底に生息[2]

形態[編集]

殻長5.5センチ[2]。殻は前後に広い卵型でよく膨らむ。32本前後の放射円肋があり、肋間は狭い[3]。後背縁に平行な溝があり、やや広い楯面ができる。小月面は浅くくぼみ、右の殻が広い。殻の内側は白色[2]

人との関わり[編集]

肉は白く、やわらかい。寿司種に利用される[1]

出典[編集]

  1. a b 世界大百科事典 2007, p. 476.
  2. a b c 世界文化社 2004, p. 311.
  3. 奥谷 2017, p. 1239.

参考文献[編集]

  • 『世界大百科事典』20、平凡社、2007年9月1日
  • 『改訂新版 世界文化生物大図鑑 貝類』 世界文化社、2004年6月15日。ISBN 4-418-04904-5
  • 奥谷喬司(編著) 『日本近海産貝類図鑑』 東海大学出版部、2017年1月30日、第二版。ISBN 978-4-486-01984-8