イオナ (WIXOSS)
イオナは、ワーナー・ホーム・ビデオ制作のオリジナルアニメ『selector』シリーズ第2期『selector spread WIXOSS』に登場するキャラクター及び、タカラトミーが開発・販売するトレーディングカードゲーム『WIXOSS』に登場するカードの1種である。
概要[編集]
WIXOSS第3弾から登場する予定のルリグである。所属カラーは「黒」。スターターデッキ名は「ブラッククレイヴ」で、白カラーと黒カラーの両カードを駆使して戦う。
外見[編集]
白色のボンテージ風のピッチリスーツを着ている。頭にはかつてのパートナールリグであるウリスと同じく包帯風の飾りが付いている。髪型は肩まで届く灰色ロングヘアー。
アルテマ/メイデン[編集]
初のレベル5リリグとなる「アルテマ/メイデン イオナ」のデザインはアニメ版とカード版で若干違っている。カード版は衣装は黒色・翼と頭の飾りの色だが、アニメでは衣服が白・翼が黒・頭の飾りが灰色となっている。また、下半身のデザインも違っている。
アニメでの概要[編集]
CV:瀬戸麻沙美
浦添伊緒奈がアニメ第1期『selector infected WIXOSS』の最終話において無限少女となりルリグとなった姿。「自身より強いセレクター(この場合は小湊るう子)のルリグとなり、一緒に戦い続ける」という願いによってるう子のパートナールリグとなり、戦いを拒絶するるう子を戦いに駆り立てるべく誘惑する。
しかし、第5話のふたせ文緒とアンコンビとのバトルでるう子を叱咤し立ち直らせる事で絆が芽生え、レベル5へと進化。同時にイオナの心中に新たな気持ちが生まれた。さらに、黒は悪者でなければならないとする繭の干渉によって苦しむイオナをるう子が心から心配してくれた事で次第に変わり始め、純粋にるう子の助けになりたいと思うようになる。
第8話において過去の記憶を取り戻し、イオナとタマの出生の秘密が判明する。イオナとタマは友達を欲しがった繭によって創造されたオリジナルルリグだった。タマは白色・善として生まれたのに対し、イオナは黒色・悪としての役割を持って生まれた。やがて、繭はセレクターバトルを作り出し、イオナとタマは最初のルリグとして外の世界に放たれた。イオナは多くのセレクターの手に渡り、セレクターを無限少女にしては体を入れ替わりセレクターバトルを続ける、という行動を繰り返す。やがて、イオナはセレクターバトルにおいて生きている実感を感じられるようになり、元の浦添伊緒奈を無限少女へと導いて体を入れ替わり、物語開始時へと至った。
なお、本来の名前は「クロ」で、姿はウリスとほぼ一緒だった。
第10話で元の体に戻った本来の伊緒奈と再会し、短い会話ながらも心を通わせた。オリジナル伊緒奈の下に居た頃は黒色のノースリーブの服装とスカートと頭部の角と赤色のメッシュが特徴。名前は名乗らず「私はルリグ」と言った事から「ルリグ」と呼ばれていた。オリジナル伊緒奈が元に戻った事で「いおな」が2人いるとややこしいという事で、イオナは改名する事に。好きだった雪にちなみ「ユキ」と新たに名乗った。
タマは繭の「白い部屋」に居ると見たるう子は無限少女となり、ルリグとなって白い部屋に向かうと決意。るう子の決意を確かめたユキも同意した。無限少女となるため一衣・ユヅキコンビと全力の勝負を行い勝利。それによって無限少女となる条件が整い白い部屋へ赴いた。
白い部屋で繭と対面したるう子とユキは説得を行うが拒絶され、そこにウリスが現れる。ウリスの言葉に乗せられ手を組み勝負を仕掛ける繭に対しユキも戦うしかないと判断。願いをかけたセレクターバトルが始まった。
繭は両親も含めた他者と触れ合った事がないため、WIXOSSも脳内戦しかしていなかった。るう子の戦いで思い通りに動かせない繭は次第にパニックになっていき、るう子とユキは徐々に勝負を有利に進めていく。しかし、「セレクターの願いを叶えられないルリグは死ぬ(時効は無い)」ルールによってオリジナル伊緒奈の「浦添伊緒奈をやめたい」という願いを達成していないユキは段々と力を失い消滅しかけてしまう。ウリルもグロウされレベル5となってしまい、バトル続行不可能で敗北寸前に陥ったるう子とユキだったが、そこへ閉じ込められていたタマが助けに入った。タマとユキの要請でるう子は二人をグロウし、繭の心が産み出した二人は一つに融合しもう一つの繭・「マユ」となった。
るう子とマユはウリスの攻撃も防ぎ、繭の心が大きく揺らいだ事で白い部屋は一度崩壊しかけてしまう。崩壊は寸前で収まり、繭は最後の勝負・カードの色当てを挑む。繭の心の感情を見抜いたマユの助けで無色だと当て勝負に勝ち、ウリスを消滅させバトルに勝利した。
るう子は友達となる事で繭の心を救い、繭は感謝しながら成仏していった。るう子は無限少女となる宣誓をし「ルリグの少女を全て人間にする」という願いを叶える。元々は「ルリグになった少女を元に戻す」という願いだったが、元の人間の姿がないタマとユキを助けるために願いを変えたのだ。マユとるう子は笑い合いながら無限少女となった。
ラストは人間の少女となったルリグの姿が映されたが、ユキがどうなったかは描写されていない。タマと酷似した少女と一つとなっているのか、別の少女として生活しているのか、定かではない。